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ドクオは……の情熱を取り戻したようです
383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/24(水) 00:54:16.54 ID:B4EtGeMq0
男は模型店に向かって歩いていた。

外はまだ暑さが猛威をふるっている。

('A`)「くそっ……あちぃ」

男の名はドクオ。

大学1年生だ。

友達も少ない彼は週末にプラモデルを作ることを楽しみにしている。

ドクオは……の情熱を取り戻したようです。


385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/24(水) 00:54:47.94 ID:B4EtGeMq0
('∀`)「前々からほしかったのアイツがつくれるんだ」

とつぶやきながら模型店にはいる。
するとふと昔聞いた事がある音を耳にした。

('A`)「ん……なんだこの昔聞いたことがあるような音…」

その音を目で探っていくと、模型店の裏庭からするようである。

( <●><●>)「ドクオ君。この音が気になってるのはワカッテマス」

(;'A`)「うわっびっくりした。」

目がひときわ自己主張している男の名はワカ=テマス。皆からはワカッテマスと言われている。
この模型店の店長でもある。

386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/24(水) 00:55:18.72 ID:B4EtGeMq0
('A`)「なんなんすか?この音」

( <●><●>)「あぁ、これはミニ四駆の音なんですよ」

ワカッテマスが口にした「ミニ四駆」は大ブームともなった模型だ。
もちろんドクオも子供の頃、夢中で走らせていた。

('A`)「ミニ四駆ってまだ発売されてたんですか」

( <●><●>)「ミニ四駆人気はまだまだ衰えてないですよ」

('A`)「……」

ドクオは心なしかウズウズしてきていた。

( <●><●>)「ドクオ君がウズウズしているのはワカッテマス」

(;'A`)「なんで分かるんですか」

( <●><●>)「行ってみますか?」

('A`)「あ、あはい」

とドクオが答えるとワカッテマスは裏庭へのドアを開けた

389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/24(水) 00:56:17.26 ID:B4EtGeMq0
('A`)「うわぁ……」

裏庭にはそこまで大きくないものもコースが置いてあり
その周りを子供や大人の方々が自分のミニ四駆を見守るように立っていた。

( <●><●>)「ミニ四駆も新製品が出たりと新たなブームがきてい……」

ワカッテマスの声も耳に入らないほど見入ってしまっているドクオ
幼き日の記憶が蘇ってきているのだろう。

('A`)「……たい。」

( <●><●>)「ん?何か言ったのはワカッテマス」



392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/24(水) 00:56:47.78 ID:B4EtGeMq0
('∀`)「俺も走らせてみたい」

ドクオは新製品のプラモデルなど頭からなくなっていた。
あるのはミニ四駆に対する初期衝動だ。

('∀`)「店長!ミニ四駆コーナーはどこにあるんですか?」

( <●><●>)「この模型店のミニ四駆コーナーあそこであるのはワカッテマス」

(#'A`)「お前 ここの店長だろう」

ドクオはワカッテマスにミニ四駆コーナーに案内された。
そこには名前も知らないものから当時の愛車まで様々なミニ四駆が並べられていた。

( <●><●>)「ドクオ君。……お店の売り上げに貢献してくださいね」

もうドクオにその言葉は届かなかった。



ドクオは幼少の情熱を取り戻したようです



( ^ω^)「おっおwwwアバンテ速いおwww」


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