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問合せ
【合作】( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです
第15世界 科学者◆itxLAKN81Y
6
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:00:50.97
ID:jviUcI1D0
ブーン小説スレの皆さんへ
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ',
.l {0} /¨`ヽ}0},
.l ヽ._.ノ ',
リ `ー'′/ ̄/ ̄/
( 二二つ / と)
| / / /
|  ̄ ̄| ̄
\ U /
\ U /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ < バーカ! >
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
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8
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:02:05.38
ID:jviUcI1D0
. / ̄ ̄ ヽ
./^) , 、',(ヽ
〈 〈 {0} /¨`ヽ}0},〉 〉 冗談です、ごめんちゃい
ヽヽ ヽ._.ノ /
| |
ノ |
\ U /
\ U /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\//\//|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ <それじゃ始めるよー!>
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\//\/\ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
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本編のまとめ:
ttp://vip.main.jp/
オムさん感謝です
推奨BGM:真赤な誓い
12
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:03:34.04
ID:jviUcI1D0
小さい頃、私はある事を夢見ていた
誰もが子供の頃に抱いた夢
叶えられる者もいれば、叶える事無く忘れ去ってしまう者もいる
なら私は何を夢見ていたかって?
从*゚∀从「お父さ〜ん!」
( ゚д゚ )「ん、どうした、ハイン?」
从*゚∀从「あのね、あのね」
从*゚∀从「この世界以外の世界って、どんな所なのかな?!」
そう、おとぎ話やゲームの中のような、別の世界を見る事だった
なんとも子供じみた夢だが、親父はそれを実現しようとしていたのだ
今にしてみれば本当に馬鹿げた親子だ
( ゚д゚ )「よーし、後もう少しで完成するぞ」
从*゚∀从「もう少しってどれぐらい?」
( ゚д゚ )「うーん……」
13
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:05:03.47
ID:jviUcI1D0
( ゚д゚ )「三年?」
从*゚∀从「なげーよ」
( ゚д゚ )「冗談だよ、ハハハハー」
从*゚∀从「もう、お父さんったら!」
ピーンポーン
( ゚д゚ )「おや、誰か来たみたいだ」
ピピポオッポピイピピポポイオポオピポポポポppッポイポピオピオピポイポピオピポp
( ゚д゚ )「うるさいなぁ……はいはい今開けますよー」
ガチャ
15
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:06:42.17
ID:jviUcI1D0
( ゚д゚ )「はいはい、高岡ですけど」
/ ゚、。 /「さて……ここでいいのか?」
( <●><●>)「間違いありません」
|(●), 、(●)、.:|「この世界には良いコーヒー豆があるでしょうか……」
( ゚д゚ )「……」
/ ゚、。 /「こっちみんな」
(:゚д゚ )「ハイン! 逃げ」
直後、凄まじい悲鳴と殴打の合唱が家中に響き渡る
親父は必死で「止めてくれー!」と叫んでいるが、全く意味を成さなかった
収まった後も必死で泣きながら土下座をしていた親父の背中は多分一生忘れないだろう
それから自然と、異世界へ行きたいと思うことは無くなっていった
20
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:08:15.99
ID:jviUcI1D0
( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです
【 IN 从 ゚∀从高岡は科学者のようです】
「Another talk」
22
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:10:01.38
ID:jviUcI1D0
-1- 「来訪者」
ここは首都「ニュー速」より少し離れた「ラウンジ」にある人気のない路地裏
夜になれば暗闇が一面を覆い尽くしている
その為足元も見えず、歩道に備え付けられた電灯も
半分以上は誰かに割られていて機能を果たしていない
この地域に住む者達からは「ラウンジのスラム街」と呼ばれ、誰も近寄ろうとはしない
元々は半年前に子供達の為に設立された公園を中心に、多くの人が馴れ合いの場として利用していた
しかし「シベリア超速団」という組織が、この地域で活動し始めた日から変わってしまった
多くの悪人達が行き交うスラム街と化し、そこに近づけば無事に帰ることは許されない
「シベリア超速団」に逆らおうとした勇敢なる者達は、全員フルボッコにされ
翌朝には駅前のポリフェノールおじさんの像に全裸で吊るされ、羞恥を晒されてしまう
それ以来、組織に抗う者達は自然と消えていった──
午前0時を境に、人の影が公園に入っていく
時間が経つにつれ一人二人と増えていき、その数は約四十人程になる
頃合を見はかり、その集団のトップと思われる人物が口を開く
( ФωФ)「集まったか、諸君…」
26
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:11:48.09
ID:jviUcI1D0
猫のように大きく開き、鋭い目つきで集団を見下ろすこの男の名前は「杉浦=ロマネスク」
三ヶ月前、この地に訪れ「シベリア超速団」のトップとして様々な悪事を働いてきた
四日前に報道された球団「榊原マリントンズ」の球場の野球ボールが
全てココナッツに変えられていたのも「シベリア超速団」の仕業だ
( ФωФ)「今日集まってもらったのは他でもない、我らシベリア超速団に立て付く愚か者達がいる」
言葉に反応し、下品に大声を上げて笑う者、戦いに飢えているのか、拳を鳴らす者
ノパ听)「……」
周りの者と比べると小さく、華奢な両腕を胸の前に交差させ、沈黙を保つ者
( ФωФ)「今朝方このような内容の手紙が、我が組織宛に送られてきた」
スーツの懐から一枚の紙切れを取り出し、それに記された内容を音読する
( ФωФ)「”やーいお前ん家、おっばけやーしき──P.S. お風呂に入った後、耳掃除をすると湿ってる”」
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
あまりに短く、あまりに子供じみた内容に約半数がずっこけた
27
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:14:00.60
ID:jviUcI1D0
⊂(#ФωФ) 私の家はお化け屋敷ではないわー!
/ ノ∪
し―-J |l| |
人ペシッ!!
__
\ \
 ̄ ̄
手紙に書かれた幼稚な煽りにきれ、手紙を思いっきり地面に叩きつける
そして二度手間ながら、もう一度手紙を拾いなおす
( ФωФ)「もう一枚の手紙には”本日午前一時、オニギリ公園にて待つ”と書かれている」
公園に備え付けられた時計の針は0時半を指している
指定された時間まで残り三十分
( ФωФ)「誰にも喜びの声を上げさすまい!」
( ФωФ)「希望を胸に、空を仰ぐことすら許すまい!」
( ФωФ)「我等今日という日を呪い、今ここに集結せん!」
( ФωФ)「シ ベ リ ア 超 速 団 を !」
湧き上がる闘争本能、それを抑えきれず雄叫びを上げる者も出る
( ФωФ)(久々に血が騒ぐ……数ヶ月ぶりの獲物だ……じわじわと切り刻んでくれるわ…!)
30
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:15:59.80
ID:jviUcI1D0
それから三時間後
(#ФωФ)「遅刻ってレベルじゃねーぞ!」
いまだに手紙の送り主は来てなかった
姿が見え、来たと思えばコンビニに向かわせた手下の姿だ
手下その一「ロマネスク様、おでん買ってまいりました〜」
(#ФωФ)「あいつらといい、お前の買い物といい、何時間待たせる気だ全く!」
三時間も待たされ、完全に立腹状態のロマネスク
苛立ちを抑えぬまま袋を取り、容器に入れられた熱々のこんにゃくをほうばる(何故かry
(;ФωФ)「アッチ━━━━━(゚Д゚)━━━━━!!!」
勢いよくほうばった(何ry こんにゃくを地面へとぶち撒け、更にロマネスクの苛立ちが増す
(#ФωФ)「おのれぃ……奴等はまだか!?」
31
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:17:44.66
ID:jviUcI1D0
その時、手下その一が何かに気づく
手下その一「あれぇ、誰か来たみたいですよ?」
手下その三十七本目「おい、あいつらじゃないのか?」
( ФωФ)「!」
おでんを放り投げ手下その一が何やら叫んでいるが無視して顔をあげる
視線の先には、手下たちとは違う複数の姿が見える
明らかに周りとは違うふいんき(ry を漂わせている
間違いない、奴らだとロマネスクは疑うことなく感じ取った
( ^Д^)「ここだー、オニギリ公園発見!」
( ・∀・)「それにしても街中の公園一つ見つけるのに随分かかったな」
(-_-)「無駄に広いし、プギャーが方向音痴だから手間取った……」
(;^Д^)「うるせー! こんな構造をした街を作ったやつが悪いんだ!」
(-_-)「責任転嫁乙」
(;^Д^)「うぅ……」
「おいおい、よさねーかてめえら」
三人の男達の後ろから低めの女性の声が聞こえてくる
そして外灯に照らされ、姿を現す
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彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:19:45.22
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「一番の原因は、マロマートのおでんが熱々だからいけねーんだ。そうだろ?」
白衣を身に纏い、緋色に染められた髪を腰まで伸ばし、おでんの容器を片手に掲げている
彼女の名前は「ハインリッヒ=高岡」
二年前に組織「ビーパーズ」を設立し、主に科学者兼総指揮を担当している
つまり彼女が事実上総帥である
( ^Д^)「あのコンビニのおでんはもっと評価されていいと思う、ハフッ!」
味付けゆで卵にかぶりついている「プギャー」
( ・∀・)「味噌と大根の組み合わせうめぇwwwwwwハムハフッwwwww」
たっぷりと味噌のついた大根をほうばる(ry 「モララー」
(-_-)「禿同……ハムッ、ハフハフ、ハフッ! アッチ━━━━━(゚Д゚)━━━━━!!!」
熱々のおでんを逆噴射させている「ヒッキー」
从 ゚∀从「というわけで待たせたな」
(#ФωФ)「何がというわけだー!」
37
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:21:51.83
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「三時間ぐらい遅れたぐらいでギャーギャー喚くな、この猫ひ○し」
(#ФωФ)「私は猫○ろしじゃないわ、このすっとこどっこい!」
从∩゚∀从「アーアー、聞こえなーい」
(#ФωФ)ビキビキ
ロマネスクの額には青筋がいくつも浮かび上がってきている
(#ФωФ)「私の家はお化け屋敷とバカにされるわ、三時間以上も寒空の下で待たされるわ」
(#ФωФ)「おでんは熱すぎのうえに、さらにここまできて侮辱されるとはな……!」
从 ゚∀从「あ、お化け屋敷?」
(#ФωФ)「貴様らが送りつけてきた手紙にそう書いてあったわ!」
クシャクシャに丸められた手紙を投げつける
それを片手で受け止め、広げて見る
从 ゚∀从「……プギャー、これ書いた奴誰だ?」
( ^Д^)「えっと、暇そうだったのでブーン総帥に書かせました」
从 ゚∀从「戻ったら捻り潰すか」
手紙を再び丸め、ゴミ箱へ放り込む
40
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:23:53.44
ID:jviUcI1D0
( ФωФ)「”くっくっ”、戻るだと……」
从 ゚∀从「何がおかしいんだ?」
( ФωФ)「何がだと、これほどの数を目の前にして、生きて帰れるとでも思ってるのかね?」
( ФωФ)「数は私を含め四十人、それも精鋭揃い。この状況を目の前にして、なお足掻こうというのかね?」
自身に満ち溢れた表情でロマネスクは高岡をにらむ
しかし、高岡は余裕を見せた笑顔で口を開く
从 ゚∀从「その四十人中、十人は寝ちまってるようだが?」
(;ФωФ)「!」
地面に何かが倒れる音が、後方から連続して鳴り響く
音の回数は十回。その光景を見て手下たちは動揺を隠せないでいる
从 ゚∀从「ヒッキー、ご苦労さん」
(-_-)「……」
無言で右手の親指を立てるヒッキー
(;ФωФ)「貴様、何をした?!」
从 ゚∀从「何って、心地よい眠りを提供しただけだが」
言葉を発した瞬間、高岡の肩に小さな物体が現れる
42
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:25:26.12
ID:jviUcI1D0
┗(^o^ )┓
┏┗
从 ゚∀从「お、上手だな」
(*-_-)「頑張ってみた……」
(;ФωФ)「な、なんだその物体は?」
从 ゚∀从「小型麻酔針射出ロボット、通称『オワタ─type-B』だ
从 ゚∀从「本家と違って、時間がわからないし、麻酔針が十本しか持てないのが欠点だがな」
(;ФωФ)「十本もありゃ充分だろ、常識的に考えて……」
関係ないけど、あのバーローは麻酔針を毎回どこで仕入れてるんでしょうね
( ФωФ)「し、しかしまだ私を入れて三十人は残っている!」
( ФωФ)「たった十人程度やられたからといって状況は変わらんぞ!」
从 ゚∀从「その三十人中、三十人は今から病院送りだがな」
手を上にあげ、合図をする
45
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:27:20.64
ID:jviUcI1D0
( ^Д^)「イヤッッホォォォオオォオウ!」
( ・∀・)「さっさと終わらせますかなっと」
同時に後ろに控えていたプギャーとモララーが前に出る
(-_-)「……いってらっしゃい」
ヒッキーはその場から動こうとせず、二人を見送っている
(#ФωФ)「ならば返り討ちにしてくれるわ! 行けえ!!」
手下その他諸々「うおおおおおおおおお!」
三十人対四人、圧倒的な数の前にひるむことなくプギャーとモララーは突き進む
( ^Д^)「ビーパーズ、一番の特攻隊長プギャー! いきまーす!」
手下その醤油取って「調子に乗るなゴルァー!」
手下その塩もお願いね「氏ねー!」
プギャーの周りには四人、各々の武器で一斉に襲い掛かる
しかし
( ^Д^)「その程度の数で倒せると思ってんのか?」
52
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:30:39.61
ID:jviUcI1D0
>>48
訂正
プギャーの両手には二対の曲刀
そして背中には、更に四本の機械で作られた義手全てに刀が構えられている
手下その醤油はソースです「な……何ぃ!」
( ^Д^)「おらぁ!」
パンッ
掛け声と同時に背中の義手全てが同時に動き、手下の武器を一瞬で粉砕する
そして無防備になったところを、曲刀で追い討ちをかける
( ^Д^)「よいしょーっ!」
手下そのままご飯に掛けてください「あべしっ!」
一斉に飛び掛った手下達は、なす術もなく倒れていく
( ^Д^)「自動攻撃型義手装置『ジェイル』は玄人好みの刀だろうがなんだろうが、軽々扱いこなす優れもの!」
( ^Д^)「そいつを使う俺様を倒そうなんて、十億万年早いっつーのプギャーm9(^Д^)」
( ^Д^)「さーて、一気に決めるぜ!」
二本の曲刀、四本の義手と研無刀を振るい、敵陣を颯爽と薙ぎ払っていく
55
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:32:32.38
ID:jviUcI1D0
( ・∀・)「親父、お袋……どうか人間離れしていく俺を許してくれ……」
手下その…なんだっけ「何ぶつぶつ言ってんだこらー!」
向かってくる相手に目もくれず、懐から取り出したのは一本の注射器
( ・∀・)「痛いのいやだけど、仕方ないかな」
手下その……えっと「な、なんだそれは?!」
( ・∀・)「数えきれない食材、薬物を精密なバランスで配合し、特殊な味付けを施して煮込むこと、七日七晩!」
謎の液体が詰められた注射器を、左腕の血管に刺し込む
手下その3.14「ゲッ?!」
( ・∀・)「血液や尿から決して検出されず、なおかつ全ての薬物の効果も数倍……
( ・∀・)「血管から注入ることでさらに数倍!」
( ∀ )「これが……長年の研究の結果たどりついた……博士の究極の薬!」
59
彼女居ない暦(愛媛県)
2007/03/24(土) 20:34:38.14
ID:jviUcI1D0
,.-ー''"~"'i,
/~ ..:::::::!.,___ ,,..、-、,
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,i/( .::::::::::::i,::::::::::::;;;;;;~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::-''";;;;;;;;;;;;;;;:::::.. \ / .:::::::::::):::::::::.. ヘ
(##<●>∀<●>)「ドーピングコンソメスープだ……」
手下その3.14「ちょwwwwwねーよwwwwwww」
手下その…その……?「きめぇwwwwwっうぇwwwwww」
(##<●>∀<●>)「さあ諸君、俺が人間離れしていくのを……」
(##<●>∀<●>)「止められるかな?!」
ゴシカァン!
振り下ろされた拳の下敷きになった手下達は、見事なおせんべいになっていった
66
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:36:43.73
ID:jviUcI1D0
(-_-)「……」
手下その三十七本目「強いやつらは後だ、まずはこの根暗をやるぞ!」
手下そのセカンドUダッシュ・デュアルレベル99「おっしゃー!」
戦闘を開始してから数分、いまだに動こうとしないヒッキー
次々と相手が押し寄せてくる
それでも一歩も動こうとしない
手下その三十七本目「敵将、討ち取ったー!」
(-_-)「……バカばっかり」
殺れる、手下その三十七本目が思った
次の瞬間!
手下その三十七本目「っぶあwwwwwwwwwww」
突然、手下その三十七本目の顔面に、謎の足が飛び込んできた
凄まじい勢いで飛んできたのか、手下その三十七本目は華麗に宙を舞う
手下その十一の巻き寿司「さ、三十七さーん!」
(-_-)「お前達の相手は、こいつ……」
宙に浮かんでいた謎の影は真紅のコートをなびかせながら、ヒッキーの前に着地する
67
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:38:31.20
ID:jviUcI1D0
ノ`7
, ⌒ヽ _z'7,.ィ'´
/ ノ,fヘ.ト-ワ´ ,.ィ'´ ',
7 ^o^リ-(r,='、∧ !
> ノ「l ̄ /`ヽ ',
_>' !. !. | `7 l ! !
, 1 〈 L.⊥{ ,イ ヽ、i |
/ ハ ヽ !-‐イ | | `ー‐'´
/ /!. | /},'ニi-`、l ,'
r┘ ./ | !' / ! ', ', |
/ 」´ | //-―中―ヘ '人!
 ̄ /ン/ i! ry'´ 人
〈 〈./ , ⊥ ⌒ー'`ヽト、
77/ / l { ,>┘、
/ ,' / .! / ヽ
ト-{ | ,' 「` ーく |
! /L」 i ! |, ⌒ |
「7ヲ7.! ! !! | |
,'片ツ !=== 、 l.{ | |
\(^o^)/「来イヨ、ノロマ!」
(-_-)「『オワタ type-D』だよ……」
手下そのセカンドUダッシュ・デュアルレベル99「D○Cktkrwwwwww」
手下その十一の巻(ハットリ君みたいに発音するとGOOD)「うほっ、いいスタイリッシュ……」
71
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:40:26.33
ID:jviUcI1D0
(-_-)「……やっちまいなー」
手に持っているPS2のコントローラのような物で、オワタを操作する
\(^o^)/「オマイラ、怖イノカ?」
挑発を繰り出しながら、背中に背負っている大きなバールのようなものを前に突き出す
手下そのセカンドUダッシュ・デュアルレベル99「ちくしょう……やってやろうじゃねーか!」
手下その六回チェンジしたらヤクザがきたでござるの巻「オワタ死すべしいいい!」
手下そのまんま東「キェーッ!!」
突然の乱入者により、自棄になった手下達が飛び掛る
\
(/o^)「Are you ready?」
( /
しかし抵抗もままならず、ほんの数秒で散ることになる
73
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:42:13.86
ID:jviUcI1D0
そして四十人もいた集団は、わずか十分で残り三人になる
(;ФωФ)「な、なんていうことだ……」
从 ゚∀从「あと三人か、さっさと叩きのめして終わらせようぜ」
( ^Д^) ・∀・)-_-)「アイアイサー」
(;ФωФ)「おのれぃ……その一、何をしている! さっさとやつらを倒さんか!」
手下その一「あたくし生理痛なんで今日は帰るざーます、フォーフォフォフォフォフォ!」
(;ФωФ)「お前は男だろうが! てかカマ口調にケフカみたいな笑い方しながら帰るなよ!
(;ФωФ)[ええい、ヒート! ヒートは何をしている?!」
ノパ听)「……」
ヒートと呼ばれている少女は、先程と変わらず腕を組んだままでいる
从 ゚∀从「往生際が悪いなおめえ、さっさと死ねば楽になるんだぞ?」
(;ФωФ)「病院送りから死ぬにレベルうpってるし!」
高岡は片手に、見るからに死に至る量の電流を流しているスタンガンを構え、じりじり歩み寄る
76
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:44:05.11
ID:jviUcI1D0
(;ФωФ)「ま、待て! 落ち着いて話し合おうじゃないか、な?!」
从 ゚∀从「10、9、2、1、0! ハイ待った、さあ死ね」
(;ФωФ)「少しぐらい待てよ! 子供かお前は!
(;ФωФ)「我らと同じ悪でありながら、なぜ同業者を狙う?!」
从 ゚∀从「なぜって、そりゃ…」
从 ゚∀从「──気にくわないから? みたいな」
(;ФωФ)「みたいなってなんだよ?! 自己中ってレベルじゃねーぞ!」
从 ゚∀从「私の辞書に、自己中なんて言葉はねえ!」
(;ФωФ)「自分勝手な辞書だなオイ!」
从 ゚∀从「あー、gdgdうっせえから死ね」
(;ФωФ)「いやああああ!」
這いつくばうように逃げようとするロマネスク
手下のほとんどは倒されてしまい、トップとしての威厳は微塵も感じられなかった
しかし
79
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:46:27.42
ID:jviUcI1D0
ノパ听)「……フフフ」
从 ゚∀从「?」
ノパ听)「この時をぉぉ! この時を、待っていたんだぁあああアアアアアアアアア!」
从;゚∀从「うおっ! うるせぇ!」
ノパ听)「チェェエエエンジッ! クオリティィィイイイうp!!!」
空気を揺るがすほどの大音量で叫びあげ、先程までの沈黙を豪快に破る
同時にヒートの周りに炎が巻き上がり、暗闇を瞬時に照らし出す
ノハ#゚听)「フゥーフゥー……クワッ!」
炎がヒートを囲むように燃え盛り、両腕には肘まで覆う大きな手甲が付けられている
从 ゚∀从「あいつらと同類か? だとしても厄介な野郎が居たもんだ……」
82
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:48:56.67
ID:jviUcI1D0
( ФωФ)「よ、よぉし! ヒート、あいつらを倒すんだ!」
ノハ#゚听)「うるせぇぇえええええええええ!」
メメタァ!
(ФωФ(#「あべしっ!」
从;゚∀从「うおっ?!」
ヒートが繰り出したアッパーカットが、ロマネスクの頬にクリティカルヒットした
そしてロマネスクは流れ星になったのは、また別の話……
ノハ#゚听)「ロボットがいない組織に用はないんだぁぁぁァァアアアああああ!!!!」
三十分後
从 ゚∀从「さー撤収するぞ野郎ども」
( ^Д^) ・∀・)-_-)「アイアイサー」
気を失っている手下達をゴミ捨て場に捨てる作業を終え、清々しい汗を流しながら撤収する四人
しかし、それを遮るように前に出る者がいた
ノパ听)「待ってくれ!」
85
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:50:44.29
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「ん、まだいたのかてめーは?」
ノパ听)「もし迷惑でなければ、私も着いていっていいだろうか?」
予想だにしなかった発言を聞き、僅かながら驚きの反応を見せる高岡
ノパ听)「以前から貴方の組織を、ロマネスクの組織で活動しながら捜していたんだ」
ノパ听)「ロボットのロの字もない耐え難い生活だったが……だがようやく巡り合えた!」
ノパ听)「だから、お願いだ! 私も連れて行ってくれ!」
ヒートは仲間になりたそうに高岡達を見つめる
( ・∀・)「どうします博士?」
从 ゚∀从「 はい
ニア いいえ」
(;・∀・)「十字キーの下とAを同時に押したかのような即決ぶりっすね……」
ノハ;゚听)「そこをなんとか!」
90
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:52:54.20
ID:jviUcI1D0
ヒートは仲間になりたそうに高岡達を見つめる
从 ゚∀从「 はい
ニア いいえ」
ノハ;゚听)「そこをなんとか!」
ヒートは仲間に(ry
从#゚∀从「 はい
ニア いいえっ!」
ノハ#゚听)「そこをなんとかぁ!」
ヒー(ry
从#゚∀从「だあー! うぜぇぇェェェええええええ! いいえ って選択してんだろうがぁ!」
ノハ#゚听)「仲間にしてくれてもいいじゃないかぁぁああああ! このケチィ!!」
从#゚∀从「なんだとこのクソガキがぁぁあああああああ!」
ノハ#゚听)「やんのかこの鬼太郎がぁぁぁああああああああ!」
(;^Д^)「あ、あのぉ……」
94
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:55:16.19
ID:jviUcI1D0
从#゚∀从「黙れ! ぶち殺すぞ!!」ノハ#゚听)
(;^Д^)「ごごごごめんなさい……」
無謀にも言い争っている二人に声をかけるが
余りの覇気にたじろいでしまうプギャー
(;・∀・)「あーあ、こりゃ長くなるなぁ……」
(-_-)「暇つぶし用にDS持ってきてよかった……」
(;・∀・)「いいなちくしょう、こんなことなら俺も持ってくりゃよかった……ん?」
(-_-)「どしたの?」
( ・∀・)「いや、あそこなんか光ってなかったか?」
瞬間、爆音が鳴り響き、光が周りを覆い尽くす
(;・∀・)「うおっ!」
(;-_-)「まぶしっ!」
(;^Д^)「っぶあwwwwwwwwwwww」
ノハ;゚听)「目があああ! 目がああああああああ!!」
从-▼∀从「サングラス持ってきてよかったぜ」
(;^Д^);・∀・);-_-)ハ;゚听)「ってオイッ!」
98
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:57:16.44
ID:jviUcI1D0
ゴチンッ
「あーお?!」
突如現れた光は、広範囲に渡り照らし出していたが少しずつ収まりだす
しかし、光の中心には一人の青年が地面に横たわっている
(主-ω-)「うぅ……」
外見は二十歳前後、服は下着も含め何一つ身に着けていない
唯一の所持物と見られるのは、片手に強く握り締めた石のような物のみ
そして頭には近くの岩でぶつけたのであろう、たんこぶが出来上がっていた
(;^Д^)「な、なんだこいつ?」
( ・∀・)「こいつがジゴフラッシュを使ったのか」
(-_-)「ねーよwwwww」
从 ゚∀从「……」
( ^Д^)「ん、博士?」
从//Д从「……きぃぃやあぁああああああああああああ!!!!」
仰向けで倒れこんでいる彼の金的目掛けて高岡の足が降ろされる
(主゚ω゚)「僕のグングニルがぁぁぁあああああああああああ!」
バタッ
102
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 20:59:21.96
ID:jviUcI1D0
Σ(;^Д^)「普段見慣れないものを見ちゃったから暴走してる!」
(;・∀・)「博士! 落ち着いて!」
从//Д从「
^´ ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´ 〈
〉 変 〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈 変 /
〈 態. ∨, '/l| ,.'-‐、`//`7/ /''"´__ | ハ l丿 態 {
人) ! ! (/! |ヽ〈_ ・.ノ〃 〃 / '/⌒ヾ.! ,' !く ! ! (_
ト、__/ ヽ、_,.イ /l l |:::::::```/:::::/...´.. //´。ヽ }! ,' !! ) /
ト' 亦 ,イ⌒ヽ/ !l l ! l し J ::::::::::::::::::::``‐-</ / ,'、`Y´Τ`Y
l 夂 (ハ ヽ l i ! l ', ! , -―-、_ ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ 〉,\ ! i ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、 ι 〃,'/! ヽ、\ ヽ、
! 能 // ,' lヽ! ii ',l ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、! / ハ ノヽ._人_从_,. \
| 心 { / ,' ' ,! ll l`、 { ヽ' \ ヽ ' '´ Λ ',} ( \
.丿 ∨ // ,',! l l l ヽ`、 \ \ ∨ し /! ∨ 変 ,ゝ、
∧ / / ヾノ //l l l l、_ヽ\ \ ヽ , ' ,.イ |ノ 態 (ヽ
/ノ__ ゚ ゚ (⌒`〃'j | l l l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl { | ヽ ! ! ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l l l } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! ! | )_ 」
ノハ;゚听)「AAを台詞として喋ってる!」
(;-_-)「てかどうやって喋ってるの?!」
108
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:01:21.87
ID:jviUcI1D0
十分後
( ^Д^)「やっと落ち着きましたか……」
从 ゚∀从「あぁ、すまねえ……」
( ・∀・)「それにしてもこいつ、何なんでしょうね?」
从 ゚∀从「あいつらの仲間、それにしては素っ裸ってのはおかしいな……」
( ・∀・)「どうします? 猥褻物陳列罪で警察に放り込んでおきましょうか?」
ノハ;゚听)「助けるという選択肢はないんですか……?」
(-_-)「……博士がそんなことするわけ」
从 ゚∀从「……面白い」
( ^Д^)・∀・)-_-)「…What!?」
从 ゚∀从「こいつを基地に持って帰るぞ」
これが突然の来訪者と、不敵な笑みをこぼす彼女との出会い
-1- 終
111
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:03:10.31
ID:jviUcI1D0
-2- 「狂乱」
首都「ニュー速」
時刻は午前六時を指している
全国的に朝を向かえ、活動しようかと動く人々の姿が、ちらほら見え始める
(´・_ゝ・`)「エッホ、エッホ」
汗を流しながら走る彼、「盛岡=デミタス」も日課のジョギングに励む者の一人である
(´・_ゝ・`)「そろそろ一休みでもするかな」
タオルで流れてくる汗をふき取り、目の前にある自動販売機へと足を運ぶ
(´・_ゝ・`)「ジョギングで汗をたっぷり流した後に、ニラ茶を一気飲み」
(´・_ゝ・`)「あの爽快感があるからこそ、ジョギングは辞められないね」
見慣れた光景、見慣れた道路を横目に走る盛岡
しかし、一つだけ見慣れないものが道路の脇に落ちている
(´・_ゝ・`)「ん? なんだこれ?」
盛岡が拾ったそれは、腕輪の形をしているが、装飾品にしては太く、大きすぎる
外見は透き通った水晶のように澄んでおり、どこか不思議な感じを漂わせている
112
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:05:11.51
ID:jviUcI1D0
(´・_ゝ・`)「こんな大きい腕輪、誰が落としたんだろう……」
(´・_ゝ・`)「一応交番に届けておくか」
落としたにしても、これほど大きな腕輪を落として気づかないはずがない
いくつかの疑問が生じたが、あまり気にすることなくポケットにしまい、再び足を動かす
しかし、前を向いた途端、無意識に足を止めてしまった
州 д 州「……」
鬱そうと生やし続け、挙句放置したかのようにボサボサな髪
服も髪も、僅かながら覗ける顔を除き、全てが黒で構築されている
(;´・_ゝ・`)(うわ……すげー不気味)
走る速度を若干早め、逃げるようにこの場を去ろうとする
州 д 州「おい」
不意に声をかけられ、同時に走り出す盛岡
州 д 州「待て」
(;´・_ゝ・`)(待てといわれて待つやつがいるかよ!)
117
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:07:18.51
ID:jviUcI1D0
無我夢中で足を前に運び、直前の曲がり角を勢いよく曲がる
州 д 州「待てっての」
(;´・_ゝ・`)「うわああ!」
目の前には後ろにいたはずの黒ずくめの男が立っていた
勢いをつけて曲がった為、止まりきれずそのまま衝突し、盛岡は倒れこんでしまう
(;´・_ゝ・`)「な、なんで……さっき後ろにいたじゃんか……」
州 д 州「おい」
(;´・_ゝ・`)「は、はい?!」
州 д 州「この辺りで、DATを拾わなかったか?」
(;´・_ゝ・`)「……へ?」
州 д 州「あぁ、この世界じゃ通用しねーんだったな、じゃ何か変な物を拾わなかったか?」
先ほど拾った腕輪が脳裏に浮かぶ
そうか、この人が腕輪を落としてそれを探しているんだと、脳内で素早く変換される
(;´・_ゝ・`)「ひょっとしてこれですか……?」
ジャージのポケットにしまっていた腕輪を取り出し、黒ずくめの男に差し出す
118
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:09:21.88
ID:jviUcI1D0
州 д 州「……」
男は腕輪を手に取り、じっと眺める
(;´・_ゝ・`)「あのー……?」
州 д 州「見つけた……」
ボソッ、と呟くように口を開く
(´・_ゝ・`)「あ、やっぱり持ち主さんでいらっしゃった」
直後、男の顔が引きつりだし、同時に白い歯を禍々しく覗かせ
同時に狂ったように声を上げて笑い出す
州 ゚W゚州「見つけた見つけたみつけたぁぁ!」
(;´・_ゝ・`)「ひぃ?!」
州 ゚W゚州「いいねいいねいいねぇ! 速攻で見つかるとか、俺様最高にラッキーだな、アハハハハwwwww」
(;´・_ゝ・`)「に、逃げなきゃ……」
州 ゚W゚州「おいおいおいおーい、何勝手に逃げようとしてるのかな君はー?」
依然狂ったように笑い続けながら、倒れたままの盛岡を見下ろす
120
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:11:50.37
ID:jviUcI1D0
(;´;_ゝ・`)「なな、なんだよお前は?!」
州 ゚W゚州「おーっと! 初対面の人間相手にお前呼ばわりは失礼にあたるぜぇwww」
州 ゚W゚州「俺様の名前は『ダスカ』ってんだ、ダスカ様って呼べよ、アハハハハハハwwwww」
怯える盛岡をよそ目に高らかと自身の名前を明かす
(;´;_ゝ・`)「たたたたた助けてください……い、命だけは」
州 ゚W゚州「ヒヒヒwww大丈夫大丈夫、殺しはしねーよww」
州 ゚W゚州「ただ殺さない代わりに……」
(;´;_ゝ・`)「へ?」
州 ゚W゚州「お前の体、寄こせ」
言葉と同時に黒ずくめの男の体が溶け出し、地面に黒い液体が広がりだす
(;´;_ゝ;`)「あ、わ、うわああああああああ!!」
必死に全身を動かし、立ち上がろうとするも
既に盛岡の足には黒い液体が絡みついてしまい、徐々に侵食し始める
( _ ;`)「誰か、助けてく……r……」
瞬く間に黒い液体は盛岡の全身を覆いつくし、不気味に波を立てながら立ち尽くしている
そしてその状態から数分が経過し、盛岡を覆っていた黒い液体が少しずつ消えだす
122
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:14:06.85
ID:jviUcI1D0
(´ _ゝ `)「……ヒヒヒ、やっぱここの世界の人間の体じゃねーと」
(´゚_ゝ゚`)「動きにくいったらありゃしねーよ、アハハハハwwwww」
ゆっくりと立ち上がり、先程の黒ずくめの男と同じように
引きつった笑顔で笑いあげる
(´゚_ゝ゚`)「さーて、DATも手に入ったし、あのバカから抜け出した記念に」
(´゚_ゝ゚`)「この世界を軽くぶち壊すとするかぁwwwwwww」
もう一人の、狂気に満ちた異世界からの来訪者は都心に体を向けゆっくり歩き出す
高らかに笑いながらゆっくりと……
128
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:16:24.42
ID:jviUcI1D0
──ここはどこなんだろう
真っ暗で何も見えない
そうか、僕の世界はもうないんだっけ
だから僕も一緒に消えちゃうんだろうな……
──嫌だ
消えたくない
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
(主;゚ω゚)「いやだおー!」
ガバッ
(;^Д^)「うわっ!」
132
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:18:21.00
ID:jviUcI1D0
(主;゚ω゚)「はぁ……はぁ……」
あれ、生きてる
じゃあ夢だったのか……
(;^Д^)「うなされたり、飛び起きたり、驚かすなよ……」
(主;^ω^)「お、すみませんお……」
( ^Д^)「とりあえず飯はそこに置いておくから、大人しくしてろよ?」
(主^ω^)「あ、ありがとうございますお」
とにかく、まずはここがどこなのか把握しなければ
(主^ω^)「この世界はどうなんだお……」
ベッドの上から周りを見渡してみるが
机の上に置かれた食事と、鉄で作られた戸棚だけが置かれている
(主;^ω^)「あ!」
ふと思い出す
「アレ」はどこへいったんだ
(主;^ω^)「アレがないと一生ここで暮らす羽目になるお……」
焦る気持ちを抑えながら、僕はもう一度周りを見渡してみる
134
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:20:21.65
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「あ、あったお」
「アレ」はベッドの横に置かれている棚の上にあった
透き通った水晶のように澄んで、不思議な力を漂わせる「DAT」の欠片が
(主^ω^)「ふー、無くならなくてよかったお」
ほっと一安心し、ベッドに横たわる
グゥー……
(主^ω^)「……そういえばまだ何も食べてないお」
机に置かれている食事に目を通す
見慣れない形の食器と食べ物もあるが、部屋中に漂う匂いが、僕の鼻と胃袋を刺激する
(主^ω^)「腹が減っては戦はできないって言うし、まずは腹ごしらえでもするかお」
そういってベッドから降りて、机の前に置かれている椅子に腰掛ける
(主*^ω^)「うほっ、いい匂いだお」
思いっきり深呼吸をしつつ、美味しそうな匂いを堪能する
さあ、次は口に運ぶとしよう
135
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:22:28.86
ID:jviUcI1D0
(主;^ω^)「ってフォークもスプーンもないお……」
トレイに置かれているのは、木で作られている細い棒が二本だけだ
こんなものでどう食べろと……
(主^ω^)「二本同時に刺して食べるのかお?」
僕なりに試行錯誤しながら食事に手をつけていく
焼き魚には身に棒を突き刺し、両手で器用に口へと運ぶ
……うめえwwwwwwwwwwwwww
ガチャッ
ドアが開く音に驚き、微妙なバランスで乗せていた魚の身を落としてしまう
( ^Д^)「おーい、食事は済ませたか?」
(;^Д^)「って、なんて食い方してんだよ……」
(主;^ω^)「すみませんお、使い方がわからないお……」
(;^Д^)「箸の使い方も知らないとか、ゆとりってレベルじゃねーぞ……」
( ^Д^)「まあいいや、お前に会わせたい人がいるんだが、歩けるか?」
(主^ω^)「はい、大丈夫ですお」
( ^Д^)「よし、じゃあ着いてこい」
137
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:24:28.76
ID:jviUcI1D0
椅子から立ち上がり、大柄の男に着いていく
しかし会わせたい人ってどんな人なんだろう
怖い人は勘弁してほしいなぁ、と廊下を歩きながら考える
( ^Д^)「この部屋だ」
ガチャッ
連れてこられた部屋には、何かの実験に取り組んでいる緋色の髪の女性と
腕相撲をしている太っちょな男性とDQNっぽい男性がいた
(;^ω^)「うぅ〜〜〜」
( ・∀・)「ハハハー、ちゃんと力入れてます?」
从 ゚∀从「おう、プギャー。連れてきたか?」
( ^Д^)「連れてきましたけど、そっちの二人は試合の真っ最中ですか?」
(;^ω^)「そう…なんだお!」
ゴツン
(;^ω^)「あいたっ!」
( ・∀・)「はい、134勝目っと」
从 ゚∀从「ヒャハハハハハ、弱いな豚雑炊」
140
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:26:12.43
ID:jviUcI1D0
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \ モララーに勝てるわけないお…
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ でも……でも……
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 高岡ならきっと勝てるお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
(主;^ω^)(うぜえ、このピザ)
144
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:28:25.50
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「私とやろうってか? 一切手加減しねーぞ」
( ^ω^)「望むところだお!」
从 ゚∀从「よっし、いっちょやるか!」
( ・∀・)「それじゃあ俺が審判しますよ。力を抜いて」
( ・∀・)「レディー……」
( ・∀・)「GO 从# ∀从「Be gone!!」
ズバァアアアアアアアン!
(主;^ω^)「ひぃ?!」
轟音が部屋中に鳴り響く
いきなりの出来事に焦る僕
目の前には殺意の波動を漂わせている女性と
ひび割れた机に、突っ伏している太っちょの男性
147
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:30:25.79
ID:jviUcI1D0
,;r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
,r'";;;;:::::;彡-=―-=:、;;;;;;ヽ、
/;;ィ''"´ _,,,,....ニ、 ,.,_ `ヾ;;;;〉
`i!:: ,rニ彡三=、' ゙''ニ≧=、!´
r'ニヽ, ( ・ソ,; (、・') i'
ll' '゙ ,;:'''"´~~,f_,,j ヾ~`''ヾ. 「思い上がるなクソ虫があ……」
ヽ) , : ''" `ー''^ヘ i!
ll`7´ _,r''二ニヽ. l
!::: ^''"''ー-=゙ゝ リ
l;::: ヾ゙゙`^''フ /
人、 `゙’゙::. イ
↑高岡
(;・∀・)「す、少しは手加減してくださいよ博士!」
(;^Д^)「総帥、大丈夫ですか?!」
( ゚ω゚)「……」
( ^Д^)「へんじがない ただのしかばねのようだ……」
(;・∀・)「殺しちゃらめぇ!」
なんていうか……ご愁傷様です
149
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:32:17.21
ID:jviUcI1D0
┌──┐ ┌──┐
| | | |
├──┼─ ┌──┐─┼─
|主^ω| ┌┤゚ω゚ ├┐|
|〜 ┌───┘ | |
| ─┤ | |
| ─┤ | |
└┬┬└──────┘┬┘
|| ||
掃除中のため暫くお待ちください
(主;^ω^)(何で僕まで手伝わされてんだお……)
152
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:34:18.03
ID:jviUcI1D0
それから十分後
从 ゚∀从「いやー、驚かせちまって悪かったな」
(主;^ω^)「いえ、お気になさらずに……」
( ^Д^)「まったく……また出費が重なっちゃったじゃないですか」
从 ゚∀从「あぁ、それなら豚の給料から差っ引いてくれ」
( ^Д^)「把握」
ノハ;゚听)「本当に総帥に対して容赦ないですね……」
(-_-)「……そのうち慣れる」
从 ゚∀从「で、本題に入るわけだが」
从 ゚∀从「その前に、お前の名前を教えろ」
(主^ω^)「ぼ、僕の名前ですかお……」
从 ゚∀从「お前の身分を証明できるものが何もなかったんだ」
从 ゚∀从「だから素性ぐらい、お前の口から吐いてもらおうか」
154
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:36:28.17
ID:jviUcI1D0
ある程度予測はついていた
世界を渡るたびに必ず名前を聞かれるということを
でも困ったことに
(主^ω^)「すみませんお……僕には名前がないんですお……」
僕は「名前」を奪われてしまっている
だからどう説得するか考えながら、口を開いた
( ^Д^)「こりゃ珍妙な回答が返ってきたもんだ」
ノパ听)「ひょっとしたら記憶喪失かもしれませんよ」
(主^ω^)「いえ、正確に言えば奪われてしまったんですお」
( ・∀・)「おいおい、妄想の話はよしてくれよ」
(主^ω^)「信じてもらえないと思いますけど……本当なんですお」
やっぱり説得するのは苦手だ
さて、どうしたらいいのか……
从 ゚∀从「嘘っぽいが、どうやらマジな話のようだな」
(主^ω^)「!」
157
彼女居ない暦(愛媛県)
すまん、飯食ってくる
2007/03/24(土) 21:38:15.17
ID:jviUcI1D0
( ^Д^)「いくらなんでも名前を奪われたって話はないでしょ、常識的に考えて……」
从 ゚∀从「普通なら信じられないが、こいつは嘘ついてねーよ」
おぉ、なんて素晴らしく心が純粋な方なのだろう……
思わず痺れそうなほど寛大な
从 ゚∀从「こいつが座ってる椅子には嘘発見装置を取り付けていてな」
从 ゚∀从「嘘を吐いていたら今頃100万ボルトが流れて黒焦げ肉になってら」
( ^Д^)「なるほど、流石博士!」
(主´ω`)「……」
うん、前言撤回と行こうか
从 ゚∀从「さて、名前がないってんなら、まずはお前のあだ名を決めるか」
(主;^ω^)「あだ名ですかお……」
从 ゚∀从「いつまでも『お前』や『素っ裸で倒れてた君』じゃ呼びづれえだろ?
だから適当につけて呼びやすくするんだよ」
(主^ω^)「成る程……それじゃ、お願いしますお!」
あだ名か、今回は一体どんな名前が貰えるのだろう
少しwktkしてきた僕
164
彼女居ない暦(愛媛県)
お待たせ、すまんかった
2007/03/24(土) 21:46:59.79
ID:jviUcI1D0
( ^Д^)「俺は『矢部彦麿』がいいと思うぜ!」
祓ってもらおう陰陽師♪って脳内を駆け巡ったのはなんでだろう
( ・∀・)「センスねーなwwww『ベル=リミナリー』ってのはどうだ?」
あちこちから凄く怒られそうな名前を出すのは辞めてください
(-_-)「……『アングリカン敏郎』は?」
何その愉快なあだ名は、ぺろんぺろんしこーか?
ノパ听)「えっと……『姉妹豚』はどうかな!?」
姉妹豚をアネイトンと読むセンスに脱帽した、じゃなくて
(主;^ω^)「……」
( ^Д^)「あんまし気に入ってねえみたいだな……じゃ『東国原英夫』は?」
そのまんま東の本名を今年になって初めて知った、ってか嫌だよあんなハゲ
( ・∀・)「それじゃあ『フィレンクト=ミッドガルド』はどうだ?」
だから怒られるから辞めなさいってば
167
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:48:59.58
ID:jviUcI1D0
(-_-)「……『邪神モッコス』は?」
こんな物はコスモスではない。モッコスだ! じゃなくて
ノパ听)「なら『コロンビア』はどうだぁぁ?!」
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | 主 ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | コ ロ ン ビ ア │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
誰だよお前?!
从 ゚∀从「まだ決まんないのか? もう名無しの権兵衛の『ごんべえ』でよくねーか?」
えー、ある意味定番っていったら定番ですけど
170
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:50:16.41
ID:jviUcI1D0
( ^Д^)「あ、それいいかも」
( ・∀・)「今の彼にぴったしじゃないですかー」
(-_-)「……異議なし」
うわぁ〜(’e’)、満場一致で決まっちゃったよー
ノパ听)「全員賛成みたいですね。よろしくお願いするぞ、ごんべえぇぇ!」
(主;^ω^)「あ、よろしくお願いしますお……」
こうして僕のこの世界での名前は「ごんべえ」に決まった
嬉しいやら悲しいやら……
从 ゚∀从「さて、名前についてはこのへんにして」
从 ゚∀从「お前が持っていたあの石みてーなのは何だ?」
切り替え早えーと思いながら、僕はありのままのことを話すことに決めた
172
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:52:16.92
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ
ウ〜ン ウ〜ン ンンンン ン〜 ウ〜ン ウ〜ン ン・ン・ン テ〜ケ テ〜ケ テケテケ テン〜 テ〜ケ テ〜ケ テッテッテ (゚∀゚)ラヴィ!」
(主^ω^)「──というわけで以上ですお」
从 ゚∀从「ふむ──興味深いな」
( ^Д^)「俺からしたら妄想世界の話にしか聞こえねーっす」
( ・∀・)「まあ嘘発見装置が作動してないから、ガチみたいだけどね」
从 ゚∀从「しかし、お前が寝てる間に調べてたときは何も起きなかったんだがな……」
(主^ω^)「それは調べてる時にはDATをまだkwsk知ってなかったからですお
(主;^ω^)「って勝手に調べたんですかお?!」
从 ゚∀从「壊さない程度に調べてみたが……さっぱりだったから、とりあえずお前のところに戻しておいた」
(主^ω^)「よかったお……壊されたりでもしたら、それこそ大変でしたお……」
从 ゚∀从「いくらなんでも、無断持ち出した物を壊したりはしねーよ」
从 ゚∀从「それにしても、そんなにあれは大事な物なのか?」
176
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:54:18.42
ID:jviUcI1D0
-----------------------------------------------------------
「別世界に飛び散ったDATを集め、フォックスを倒してくれ…。
そうすれば、再びこの世界を復活させることが出来る…!」
「頼んだ…ぞ……−ン…」
-----------------------------------------------------------
突然、忘れることはできない、トーチャンの声が脳内を駆け巡る
(主^ω^)「とても……とても大事な物なんですお……」
从 ゚∀从「そうか……なら勝手に持ち出して悪かったな」
(主^ω^)「いえ、気にしないでくださいお」
(;^Д^)(あの横暴な博士が他人に対して謝ってるよ……ヒソヒソ)
( ・∀・)(珍しいこともあるんだな……ヒソヒソ)
(-_-)(明日は大雪と雷警報発令だな……ヒソヒソ)
ノハ;゚听)(というか、もう少しボリューム下げて喋ったほうが……)
从 ゚∀从「そこでヒソヒソ話してる奴らは後で原始分解装置『クックル君』の実験台な」
( ^Д^)・∀・)-_-)「聞こえてたんすかwwwwwwwサーセンwwwっうぇwwww」
ノパ听)「巻き添え食らったwwwwwww」
ヒソヒソもなにも、思いっきり聞こえてたんだけどなぁ……
179
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:55:33.65
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「まったく……」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
突然ドアの向こう側から地鳴りが聞こえてくる
从 ゚∀从「ん? あいつが起きやがったか」
地鳴りの音量が大きくなっていく
(;^ω^)「高岡ー!」
从 ゚∀从「なんだ、クソ豚」
(;^ω^)「TV、TVをつけるお!」
从 ゚∀从「まだアニメが始まる時間じゃねーぞ」
(;^ω^)「それは予約済みだから大丈夫だお。そんなことより、ニュースをつけるお!」
从 ゚∀从「モララー、つけろ」
( ・∀・)「アイアイサー」
カチッ
モララーと呼ばれる人が奇妙な箱に手を触れた途端、箱に風景が映し出されたことに驚いたが
その映し出された光景を目の当たりにし、僕は更に驚くことになる
184
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 21:58:22.74
ID:jviUcI1D0
-------------------------------------------------
(・∀ ・)「こちら現場から中継でお伝えしております、またんきですー」
/ ゚、。 /『そちらの様子はどうなっているんでしょうか?』
(・∀ ・)「はい、VIP区に突如現れた謎の怪人は依然、破壊活動を繰り返しながら、都心部へと向かっておりますー」
(・∀ ・)「カメラさん、あっちに向けてくださいー」
(´゚_ゝ゚`)「無駄無駄無駄無駄ァァ! アッハハハハハァwwwwww」
(・∀ ・)「うわー、見事にイッちゃってますね」
(・∀ ・)「先ほど入りました情報によりますと謎の怪人の身元は『盛岡・デミタス』」
(・∀ ・)「21歳童貞で現在は彼女募集中だそうです」
/ ゚、。 /『わかりました、そちらのほうは大丈夫なんでしょうか?』
(・∀ ・)「今のところ気づかれてもないので、大丈夫ですー」
(´゚_ゝ゚`)「なんだなんだ、お前ら何してんのかなぁ?www」
(・∀ ・)「あちゃー、気づかれちゃったようです」
/ ゚、。 /『またんきさん、無事に生還できそうですか?』
189
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:00:36.49
ID:jviUcI1D0
(・∀ ・)「ちょっと難しそうですねー、とりあえず楽しくお喋りをしつつ、この場をどうにか切り抜いてみせますー」
(・∀ ・)「では盛岡さんにご質問なんですが、好きなエロゲはなんでs」
(´゚_ゝ゚`)「フンッ!」
メメタァ!
「ぎにゃー!」
グシャッ ブツッ
「アハハハハハハハハハwwwww 壊れろ、こんな脆い世界壊れちまえwwアーッハハハハwwwwww」
「らめぇえええええ!」
「逃げてええええええええ!」
「え? ちょ、なんだモナー?!」
「「「アッーーーーーーーー!!!」」」
おそれいりますが
しばらくそのまま
待て
ばか
194
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:02:53.01
ID:jviUcI1D0
/ ゚、。 /「……」
/ ゚、。 /「最近の一般人は野蛮でしょうがないですねー」
/ ゚、。 /「CMの後は話題のニューヒーロー『見殺し戦隊アフロ5』特集をお送りします」
-------------------------------------------------
カチッ
(;^Д^)「な、なんだよ今の……」
(;・∀・)「ありゃ野蛮ってレベルじゃねーぞ……」
(-_-)「アフロ5というネーミングセンスに、言いようのない何かを感じた僕は異端?」
ノハ;゚听)「なんだかえらいこっちゃになってましたね……」
(;^ω^)「目が覚めて暇だからTVをつけたらこの有り様だお……
(;^ω^)「TVニューソク局が潰れたら今日放送のアニメが全滅だお!」
( ^Д^) ・∀・)-_-)パ听)「そんなのどうでもいい!」
_, ,_
( `ω´)「やだやだお! ガンファイター! ガンファイタァァアアアアアア!」
198
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:05:02.26
ID:jviUcI1D0
(主 ω )「……」
間違いない、箱越しにでも感じ取れる邪悪な力
フォックスの手先だ……
キィィーン
(主^ω^)「!」
共鳴してる
ということは、既に敵の手に渡ってしまったんだ
ならあいつを倒して、DATを取り返さないと大変なことに……
从 ゚∀从「ごんべえ、どこへ行く気だ?」
ドアノブに手を伸ばしたところで、不意に呼び止められる
(主^ω^)「あいつのところへ行くんですお」
( ^Д^)「おいおい、冗談は」
从 ゚∀从「なんで行こうとする? 行ったところでお前にメリットはあるのか?」
(主^ω^)「──トーチャンとの約束なんですお」
(主^ω^)「飛び散ったDATを集め、フォックスを倒し、滅んでしまった僕達の世界を、蘇らせてくれと」
(主^ω^)「だから僕は行かなくちゃいけないんですお」
202
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:07:04.88
ID:jviUcI1D0
トーチャンとの約束を果たすために行かなくちゃいけないんだ
これ以上関係のない人達に迷惑をかけるわけにもいかない
(主^ω^)「見ず知らずの僕を助けてくださり、本当にありがとうございましたお」
深々と頭を下げ、僕は別れを告げた
从 ゚∀从「──ごんべえ、待ちやがれ」
(主^ω^)「なんですかお?」
从 ゚∀从「ついでだ、お前も連れて行ってやるよ」
(主;^ω^)「……はい?」
えっと、何を言ってるんだこの人は……
从 ゚∀从「総員、戦闘準備にかかれ」
从 ゚∀从「プギャーはトラックの用意、ブーンは荷物をトラックへ運べ」
从 ゚∀从「モララーとヒッキーはミルナ号とオワタの点検と準備だ」
从 ゚∀从「以上、作業に取り掛かれ」
( ^Д^) ・∀・)-_-)「アイアイサー!」
( ^ω^)「じゃ僕はお留守番で」
207
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:09:37.69
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「荷物を運ぶのと、前頭葉掻き回されるのと」
从 ゚∀从「あと原始分解装置『クックル君』の実験台になるの、どれがいいかな〜?」
女性の笑顔を初めて怖いと思った……
(;^ω^)「一生懸命運ばせていただきますお!」
从 ゚∀从「よろしい、ならさっさと行きやがれ!」
(;^ω^)「アイアイサーだお!」
ノパ听)「あの……私は何をすれば?」
从 ゚∀从「あぁ、そういや忘れてたわ」
从#゚∀从「なんでお前がいるんだよ!」
ノハ#゚听)「いいじゃねえかぁぁ、いたってよぉ!」
从#゚∀从「そんなに居たかったらあの怪人潰してからにしやがれ!」
从 ゚∀从「……あ」
ノハ#゚听)「上等だぁぁぁぁあああ!」
从;゚∀从「ちょ、待て待て今のは」
ノパ听)「総帥、お手伝いしますぅぅううううう!」
210
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:11:47.67
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「──下僕が一人増えたって解釈すればいいか」
いや下僕ってあんた……
(主^ω^)「でも、本当にいいんですかお?」
从 ゚∀从「何がだ?」
(主^ω^)「僕の為なんかにここまでしていただいて……」
从 ゚∀从「……お前勘違いしてねーか?」
(主;^ω^)「お?」
从 ゚∀从「気に食わない野郎は徹底的に潰す。ただそれだけだ」
(主;^ω^)「そうですかお……すみませんお、えっと……」
从 ゚∀从「あぁ、まだお前に私の名前を言ってなかったな」
(主^ω^)「そういえば僕の事ばかりですっかり忘れてましたお……」
从 ゚∀从「まあいいさ、私の名前は『ハインリッヒ・高岡』だ、その脳によーく刻んでおけ」
(主^ω^)「把握しましたお、高岡さん!」
そういって彼女は僕に手を差し出し、互いに握手をする
214
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:14:26.52
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「よし、自己紹介もすんだし、私達も行くぞ!」
(主^ω^)「アイアイサーですお!」
そういって僕はブーンさんとヒートさんの手伝いに向かった
从 ゚∀从(……私も随分変わったもんだ)
从 ゚∀从(あいつのおかげ……かな)
-2- 終
216
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:16:17.14
ID:jviUcI1D0
-3- 「開戦」
首都「ニュー速」のVIP区に突如訪れた怪人による破壊
それを見て見ぬ振りをし、アパートの一室で寛いでいる者がいる
(ジ)「あー、暇だなぁ……」
(ジ)「TVは怪人の報道ばかりでつまんないし、仕事は最近入らないし」
そいやっさー! テーテーテーテテー テケテーテテテンテテンテン
懐かしい着うたを鳴らしながら携帯が震えだす
(ジ)「ん? この着信音は……」
片手で携帯を開き、受信メールボックスを開く
Time XXXX/ X/ X XX/XX
From 能無し
Subject 助けて!
───────────
またジャイアソに苛められた!(泣)
今日こそあの野郎を消したいから
ジェノサイドできる道具を貸してYO!
-----END-----
219
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:18:16.31
ID:jviUcI1D0
(ジ)「やっぱり能無しからか」
器用に携帯のボタンを片手で打ちこみ、画面に文を作り上げていく
それが終われば送信を行い、ぶっきらぼうに布団へ放り投げる
Time XXXX/ X/ X XX/XX
To D
Subject Re:助けて!
───────────
お前の子守りは一週間お休みするって
メール送っただろう!
少しは自分の力で解決しろこの能無し!
-----END-----
直後携帯が鳴り出すが、無視をする
(ジ)「暇だし、VIPで糞スレでも立てて釣るかな……」
祓ってもらおう、陰陽師♪ レッツゴー!
先ほどとは違う着うたを流し、再び震えだす携帯
それに気づき、ノートパソコンに向かっていた彼の手が、一直線に携帯へと向かう
画面を見ると、ある人物の名前が表示されていた
ピッ
222
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:20:25.35
ID:jviUcI1D0
(ジ)「はい」
『やあ、元気にしているかな、D?』
(ジ)「いつもどおり、ぴんぴんしております、首相」
『おいおい、君とオイラの仲なんだから、『ひろゆき』と呼んでくれ』
(ジ)「仕事上そう呼ばないと気合が入らないんですよ」
『本当に君は硬いね〜』
(ジ)「私はいつもこうですよ首相」
『さて、早速仕事を依頼したい。報酬は「ダディクール屋」の特上どら焼き二十袋だ』
(ジ)「何なりと」
『彼女達をあの怪人の元へ送り届けてほしい』
『詳しい内容についてはメールで送っておくよ』
(ジ)「把握しました」
『では君達の健闘を祈る』
プツッ
-----------------------------------------------------------
223
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:22:15.91
ID:jviUcI1D0
常に人で溢れかえっている夢とクオリティ溢れる首都「ニュー速」のVIP区
だが今の状態を産業で表すとすれば
怪人来襲
地獄絵図
見ろ、人がゴミのようだ!
という感じであろう
その元凶となる怪人こと、盛岡は目に付いた建物、車、人など、片っ端からボコボコにし尽くした
しかし若干飽き始めたのか、瓦礫の上で退屈そうに座り込んでいる
(´゚_ゝ゚`)「しっかし、どいつもこいつも脆いなぁー」
(´゚_ゝ゚`)「まさしく俺様TUEEEEEEEってか? アーッハハハハハwwwww」
独り言をつぶやきながら、狂ったように笑い上げる
傍から見れば怪しい、つかキモイ
(´゚_ゝ゚`)「フンッ!」
メメタァ!
ひでぶっ!
(´゚_ゝ゚`)「なーんか今誰かにバカにされた気がしたが……気のせいかぁwww」
地の文にまで殴るとは……盛岡、恐ろしい子!
225
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:24:14.32
ID:jviUcI1D0
ν(・ω・ν)「目標発見! 直ちに作戦を開始します!」
(=゚ω゚)ノ「HOWATTYO総員、囲むょぅー!」
どこからともなく現れ、瞬く間に盛岡の周りを囲む十人の特別部隊「HOWATTYO」
(´゚_ゝ゚`)「ん? まーた雑魚が沸いてきたか?」
ν(・ω・ν)「そんじょそこらの特別部隊とは訳が違うぜ!」
( ´ー`)「俺達はVIPのスレの安価によって決められた十人のエリィートゥ集団だーよ!」
(=゚ω゚)ノ「H:Hosyu
O:Owatenai
W:We're VIPPER!
A:Almighty
T:Tyotto!
T:Tyotto,tyotto!
Y:Yah yah yah!
O:Owata\(^o^)/ って意味なのだょぅ!」
その他七名(なんで俺、あんな糞スレに書き込んじゃったんだ……)
228
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:26:15.12
ID:jviUcI1D0
確かにある意味特別だが、間違いなく噛ませ犬であろう彼らは
ν(・ω・ν)「さあ大人しく腕を背中にまわすんだ!」
(´゚_ゝ゚`)「ボコボコにしてやんよwwwアハハハハハハwwwwwwww」
≡つ)´ー`)「ぎゃぼー!」
(=゚ω゚(○≡「アッーーー!」
ν(・ω・ν)「ちょwwwっをまwwwwwwwwww」
ほんの数秒で盛岡にボコボコにされてしまう
ν(;ω;ν(#)「み、見事だったぜ……」
(#)´ー`)「再び登場したのに出番はこれだけかーよ?」
(=゚ω'(#)ノ「そうみたいだょぅ」
(#)´ー`)「あんまりだーよ」
その他七名(VIPで決めないで真面目に就職しよ……)
結局HOWATTYO隊は速やかに退避命令を下されてしまう
(´゚_ゝ゚`)「あーあ、壊すにしても、でかすぎて時間かかるし、弱いゴミばかりでつまんねーったらありゃしねーよ」
(´゚_ゝ゚`)「誰か勇敢なおバカ様が無謀にも俺様に挑んでくれねーかなぁwww」
229
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:28:37.91
ID:jviUcI1D0
「お前が言う無謀なおバカ様が、わざわざ来てやったぜ」
(´゚_ゝ゚`)「!」
声に反応し周りを見渡すと、瓦礫の山のふもとに二つの人影が見える
从 ゚∀从「やっと気づいたか、とろくせえなー」
(´゚_ゝ゚`)「ヒヒ、二人で俺様に挑もうなんて、とんだバカが来たもんだww」
从 ゚∀从「少なくともお前みたいな基地外よりはマシだがな」
(´゚_ゝ゚`)「言ってくれるねぇ、アハハハハwww」
(主^ω^)「おい!」
(´゚_ゝ゚`)「あ、なんだてめえ?」
(主^ω^)「お前が持っているDATを僕に返すお!」
(´゚_ゝ゚`)「……ブアッハハハハwwwwwバカかお前は? ハイどうぞって返すわけねーよwww」
从 ゚∀从「おいおい、いくらなんでも真っ直ぐすぎやしねーか?」
(´゚_ゝ゚`)「ん? DATを知ってるって事は、あのバカが言ってた死に損ないはお前か?」
(主^ω^)「そうだお! 僕がいる限り、お前達の好き勝手にはさせないお!」
232
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:30:38.97
ID:jviUcI1D0
(´゚_ゝ゚`)「──アッハハハハハハハwwwwww」
(主^ω^)「何がおかしいお?!」
(´゚_ゝ゚`)「これが笑えずにいられるかってんだ、お前ごときに殺されるほど、俺様は弱くねーよ」
(´゚_ゝ゚`)「わかったらさっさとあの男みてえに無駄死にしやがれ、アッハハハハハwwww」
(主 ω )「……今なんて言ったお?」
(´゚_ゝ゚`)「聞こえてなかったのか? あの男みてえに無駄死にしろって言ってんだよカスがぁwww」
(主#゚ω゚)「……ふざけんなお!」
从 ゚∀从「止めろ、ごんべえ!」
(主#゚ω゚)「殺してやるお! お前ら皆殺してやるおー!」
高岡の静止する声も聞こうともせず、盛岡の元へ駆け出すごんべえ
(´゚_ゝ゚`)「アハハハッハwwwwwお前が俺様を殺すだ?www」
(主#゚ω゚)「うぉおおおおお!」
顔面めがけて固く握り締めた拳を繰り出すも
直前で回避され、逆に盛岡の拳がごんべえの腹部にめり込む
(主;゚ω゚)「アッ?!」
(´゚_ゝ゚`)「お前みたいなのに殺られるほど俺様は弱くねーよwwww」
235
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:32:28.89
ID:jviUcI1D0
(´゚_ゝ゚`)「俺様に歯向かうからこうなるんだよクズが、アハハハハハハwwww」
(主;ω;)「ゲホッゴホッ…ッ…」
ごんべえを見下すように眺めながら、高らかと嘲笑する盛岡
(主;ω;)「ちくしょー!」
再び盛岡の元へ走り出そうと立ち上がる
从 ゚∀从「だから止めろっての」
ごんべえの口と鼻を塞ぐように布を押し付ける
(主゚ω゚)「エンッ!」
从 ゚∀从「落ち着いたか? 本当に無駄死にする気かお前は……」
(主;^ω^)「すみませんお……というか今の激臭はなんなんですお?」
从 ゚∀从「あぁ、それはだな」
238
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:34:31.62
ID:jviUcI1D0
いいか、お前ら
从 ゚∀从
(| y |)
サンポール 从 ゚∀从 ドメスト
\/| y |\/
°。o
从 ゚∀从 。o°o。
(\/\/
_
=(_)○_
从 ゚∀从「って感じで作った薬品を布に染み込ませたんだ」
(主;^ω^)「途中ぶっ倒れてませんでしたかお?」
244
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:36:51.20
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「でもありがとうございますお、おかげで冷静になりましたお」
从 ゚∀从「わかればいいんだ、ああいう時はな」
从 ゚∀从「とりあえず複数でフルボッコにすりゃいいんだよ」
(´゚_ゝ゚`)「アハハハッハッ!……グァ、ガッ?!」
突然喉を鳴らしながら、盛岡は力なく膝を地面につける
何が起こったのか全く理解できないでいる
从 ゚∀从「やっと効いたのか、遅いぞヒッキー」
(-_-)「麻酔針、十本全部撃ち込んだ……」
(;´゚_ゝ゚`)「な、なんだ……力がはいらねえ……!」
从 ゚∀从「一本で簡単に夢の世界へ送る強力な麻酔を塗った針を、十本まともに食らってんだ」
从 ゚∀从「どんなに力があっても、防具もつけず自分の体を晒すなんて、バカにも程があるな」
(;´゚_ゝ゚`)「ぐっ……忘れてた……今の体は、脆い人間の体だった……な」
(主;^ω^)(あの反応、麻酔というより毒のような……)
从 ゚∀从「わかったらごんべえの言うDATを渡してさっさと消えろ」
(´゚_ゝ゚`)「……ヒヒヒ」
頭を垂れ、不気味に笑い声を漏らす
245
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:39:08.50
ID:jviUcI1D0
(´゚_ゝ゚`)「ヴォォアッアアグァァ!」
突如、盛岡の口から黒い液体が地面へと吐き出される
その光景を見て、嫌そうに顔をしかめる高岡とごんべえ
从 ゚∀从「うわー、ゲロ吐きやがったよこいつ……」
(主;^ω^)「うぷっ……貰いゲロしそうですお……」
从 ゚∀从「した瞬間殴るぞ?」
時間が起つにつれ嘔吐の勢いは次第に衰えていき、それが終わると同時に力なく盛岡は倒れこむ
(;´-_ゝ-`)「うぅ……」
そして黒い液体が少しずつ集まりだし、一体の身体が構築されていく
州 ゚W゚州「なかなかやってくれるじゃねーの……」
从 ゚∀从「やっと本体のお出ましか……それにしても黒いなお前、リアルまっくろくろすけか?」
(-_-)「新ジャンル:リアルなまっくろくろすけ」
州 ゚W゚州「おいおいおいおい、俺様は『ダスカ』って立派な名前があるんだよwww」
从 ゚∀从「ご丁寧なこった、私は『ハインリッヒ=高岡』だ
从 ゚∀从「その貧相な脳に記憶したらとっとと地獄に堕ちろ、反吐野郎が」
249
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:40:50.88
ID:jviUcI1D0
腰を低く落とし、高岡に向かって走り出す
州 ゚W゚州「殺してやらぁ、アハハハハハwwww」
ダスカと高岡との距離が徐々に縮まる
从 ゚∀从「ヒッキー!」
(-_-)「オワタ、いきまーす」
しかし、激突する直前、真横からオワタが飛び出してくる
\(^o^)/「イカレテンナ……ハン!」
州 ゚W゚州「なんだお前、邪魔するな!」
\(^o^)/「Blast off!」
バールのようなもので、下から上に切り上げ、その勢いを利用してオワタは飛び上がる
州 ゚W゚州「ちぃ!」
\(^o^)/「ハァ!」
バールのようなものを両手で持ち、叩きつけるように落下する
州;゚W゚州「ぐぉっ?!」
咄嗟の連続攻撃で反応できず、オワタの兜割りが直撃する
253
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:43:04.41
ID:jviUcI1D0
\(^o^)/「イィィヤアッ!」
更にバール(ry を垂直に構え、ダスカの身体に突き刺す
州;゚W゚州「がっ!」
从 ゚∀从「モララー!」
(##<●>∀<●>)「そろそろ来る頃だと思ってましたよ!」
高岡の背後から待機していた、元はモララーだった者が飛び出す
(-_-)「じゃ、元モララー任せたよ……」
(##<●>∀<●>)「アイアイサー! それと元って付けんな!」
オワタは突き刺していたバール(ry を抜き、同時にバックステップで距離をとる
州;゚W゚州「ぐっ!」
(##<●>∀<●>)「むぅん!」
筋肉で肥大化した腕を思いっきり振りかぶり、地面へ叩きつけるように殴る
(##<●>∀<●>)「フハハハ! 貧弱、貧弱ぅ!」
左右両手で何度も何度も殴りつける
256
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:45:24.62
ID:jviUcI1D0
(##<●>∀<●>)「これで……」
限界まで身体を捻り
(##<●>∀<●>)「お終いだ!」
弧を描くように振りかぶる
ゴシカアァァァン!!
凄まじい勢いで叩き付けたため、周辺のアスファルトに亀裂が走る
(##<●>∀<●>)「フゥーフゥー……」
州メメд"州「……」
全身の骨、間接が明後日の方向へ曲がり、ピクリとも動こうともしない
从 ゚∀从「これでリアルまっくろくろすけの死体の完成っと」
(主;^ω^)「DATが無事なのかがちょっと気になりますお」
从 ゚∀从「お前のDATと同じ材質なら、ドリルでも貫かなかったし大丈夫だろ」
(主;^ω^)「寝てる間になんてことしてるんですかお……」
260
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:47:26.61
ID:jviUcI1D0
州メメд"州「く、そ……がぁ」
(##<●>∀<●>)「ん? まだ生きてんのか」
州メメд"州「調子に……乗るな……」
(主^ω^)「まさか……」
ダスカの折れた右手には、腕輪型のDATが付けられている
(主;^ω^)「モララーさん! 逃げてくださいお!」
だが、時既に遅く
州メメд"州「ウォォオオオオオオオ!」
(;#<●>∀<●>)「!」
ダスカのDATから影が溢れ出し、モララーを巻き込みながら周辺を覆い尽くす
从;゚∀从「くそ! まだ生きてやがったか!」
州 д 州「……ハ、ハ」
州 ゚W゚州「アハハハハハハハハッハハハハwwwwwww」
直後、足元から影が伸び、鞭のようにしなり暴れ狂う
262
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:49:21.09
ID:jviUcI1D0
(主;^ω^)「や、やばいお……さっきと比べてふいんき(ry が違いすぎるお」
从;゚∀从「おいおい、DATにそんな効果があるなんて聞いてねーぞ……」
州 ゚W゚州「いいねいいねいいねwww最高にハイってやつだ! アーッハハハハハハwwwww」
(##<●>∀<●>)「くそ……油断しちまった……」
从 ゚∀从「モララー! 一旦退くぞ!」
(##<●>∀<●>)「アイアイs」
州 ゚W゚州「逃がさねーよwwww」
(;#<●>∀<●>)「ぐぉ!」
指から鋭くのびた影が、モララーの右足を貫く
州 ゚W゚州「一匹ずつ丁寧になぶり殺してやるよwwww」
(;#<●>∀<●>)「博士! 俺が食い止めますから……逃げてください!」
( ^Д^)「なーにかっこつけてんの、モララー?」
(;#<●>∀<●>)「な、バカ! 来るな!」
( ^Д^)「ビーパーズ、一番の特攻隊長が黙ってつっ立ってるのはおかしいだろ?」
州 ゚W゚州「アハハハハwwww死にたがりが増えた増えたwwww」
264
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:51:11.44
ID:jviUcI1D0
『ジェイル』四本の玄人好みの刀と曲刀を駆使し、ダスカに斬りかかる
( ^Д^)「うらぁ!」
ガギィン!
州 ゚W゚州「六本の腕で攻撃するなんざ、器用な真似するなぁwww」
(;^Д^)「う、うそだろ……」
しかしダスカの身体から伸びる影で全ての攻撃を受け止められてしまう
州 ゚W゚州「だーけーど、残念でしたぁ、アハハハハハハwwww」
( ^Д^)「くっ……! ヒッキー!」
\(^o^)/「イィィヤアッ!」
再び一直線にバール(ry を構え、突進を繰り出すオワタ
州 ゚W゚州「そういやさっきお前にボロカスにやられたんだっけ」
ガッ!
先程とは異なり体を貫くことはなく、代わりに鈍い音が響きだす
266
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:52:57.85
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「さっきのお返しだ!」
\(^o^)/「!」
鋭く尖った影がオワタの胴体を貫く
州 ゚W゚州「ハハww吹き飛べええwwwww」
(;^Д^)「うおおお?!」
/(^o^)\「ナンテコッタイ!」
ぐるりと身体を回転させ、プギャーとオワタを遠くのビル目掛けて放り投げる
(;#<●>∀<●>)「プギャー?!」
州 ゚W゚州「邪魔者はいなくなったし、まずはお前から」
州 ゚W゚州「ぶち殺してやらあwwwアッハハハハハハwwwwwwww」
(##<●>∀<●>)「ぐぉぉ!」
無数の影がモララーに襲い掛かる
从 ゚∀从「くそ、ブーン! ヒート!」
( ^ω^)「任せるお!」
ノパ听)「はい!」
269
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:54:29.12
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「ブーンはモララーの救助、ヒートはブーンに続いて攻撃を開始!」
( ^ω^)パ听)「アイアイサー(だお)!」
从 ゚∀从「私はミルナ号を取りに行く、それまで耐えろ!」
( ^ω^)「把握、それじゃアストロボーイ、点火!」
ノハ#゚听)「チェェエエエンジッ! クオリティィィイイイうp!!!」
从 ゚∀从「ごんべえもきやがれ!」
(主;^ω^)「でも僕達だけ退くなんて」
从 ゚∀从「今のお前じゃ、居ても邪魔なだけだ。あいつらに任せて私に着いてこい!」
(主^ω^)「わ、わかりましたお……」
ブーンとヒートに任せ、高岡とごんべえはトラックの置いてある駐車場へ走り出す
( ^ω^)「いくおおおおおおお!」
―――
-3- 終
272
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:56:21.36
ID:jviUcI1D0
-終- 「想い」
場所は変わって、VIP区内の駐車場内
从 ゚∀从「えっと、こいつを繋いで……」
カチッ
( □д□ )「ブルァァアアアア!」
豪快な音をひねり出しながらミルナ号のエンジンが起動しだす
从 ゚∀从「ガソリン代ケチって置いてくるんじゃなかったな……」
(主^ω^)「早く戻らないと、皆さんが心配ですお」
从 ゚∀从「あんなアーカードの偽者みたいな野郎に、あいつらが負けるわけ」
ヒュッ
(主;^ω^)「あ、危ないお!」
从;゚∀从「!」
川 <◎>川「シャァァア!」
高岡の背後を狙い、黒い影が爪を立てて襲い掛かる
273
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:58:01.92
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「そぉい!」
しかし、間一髪のところでごんべえが地面に置いてあったスパナで殴りつける
(主^ω^)「ふぅ、セフセフだお……」
从;゚∀从「あぶねえ、ありがとよ……」
「あーあ、もうちょっとで殺れたのによぉ」
(主^ω^)「!」
州 ゚W゚州「邪魔してんじゃねーよ死に損ないwww」
川 <◎>川「キキ……死ニ損ナイ……殺ス」
駐車場の入り口には、数体の人の形を成した黒い影を従えたダスカが立っている
从 ゚∀从「案外早かったな……あいつらはどうした?」
州 ゚W゚州「あぁ、さっきの野郎どもか? それなら」
ドサッ
从;゚∀从「!」
一体の影が、何かをぶっきらぼうに放り投げる
その何かとは
279
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 22:59:37.91
ID:jviUcI1D0
(メメ-∀-)「……」
(メ´ω`)「……」
ノハ;-听)「うぅ……」
全身に火傷を負ったモララー、ブーン、そして傷だらけのヒートだった
州 ゚W゚州「見事に俺様に惨敗したぜ、アハハハハハwwwwww」
(主;^ω^)「そ、そんな……」
(メメ-∀-)「博士……申し訳ないです……」
从 ゚∀从「さすがにやばいなこりゃ……」
从 ゚∀从「ところでヒート以外黒こげなのは何でなんだぜ?」
川 <◎>川「それは回想シーンで説明します」
281
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:01:18.65
ID:jviUcI1D0
-----------------------------------------------------------
-番外- 「GONE INTO FLAME」
州 ゚W゚州「アハハハハハwwwww死ね、氏ね市ね詩ね士ねえええwwww」
(#メ・∀・)「ぐぅ……!」
(#メ・∀・)(まずい……スープの効力が切れ始めてやがる)
( ^ω^)「モララー!」
州 ゚W゚州「まーた邪魔が増えやがったか?www」
(#メ・∀・)「総帥!」
( ^ω^)「今助けるおぉぉおおお!」
州 ゚W゚州「シャァァ!」
足元から針状の影が伸びだし、ブーンに襲い掛かる
( ^ω^)「遅いお!」
しかし全て紙一重で回避する
州;゚W゚州「なっ!」
速さを活かしてダスカをかく乱させ、その隙を狙ってモララーの体をつかむ
283
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:02:55.93
ID:jviUcI1D0
( ^ω^)「救助完了だお!」
( メ・∀・)「助かりました、流石は総帥!」
ノハ#゚听)「ウォォォオオオオオ!!!」
州 ゚W゚州「!」
ノハ#゚听)「食らえ! 五千百度の炎!!」
手甲に炎を纏わせ、空中から勢いよく落下してくるヒート
(;^ω^)「なんか嫌な予感がしてきたお……」
ノハ#゚听)「ブレイズ オブ!」
(;^ω^)「ヒートさん! ちょっと待ってくd」
ノハ#゚听)「グローリィィイイイイイイッ!!」
地面を殴りつけた
次の瞬間!
286
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:04:39.20
ID:jviUcI1D0
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
 ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i
.(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::}
`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
"--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
 ̄ ̄"..i| .|i
.i| |i
i| |i
.i| .|i
i| .|i
.i| |i
.i| ,,-、 、 |i
i| ノ::::i:::トiヽ、_.|i
_,, i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
なんと巨大な灼熱の炎が周囲を瞬時に焼き尽くしていくではないか
290
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:06:18.09
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「クソ! 影ども、来い!」
足元から人の形を成した影を生み出し、自身の周囲に固め、守りに徹するダスカ
そして
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ アッーーーーーーーーー!! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
逃げ遅れた二人
294
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:08:09.31
ID:jviUcI1D0
ノハ;゚听)「うぅ、やっぱ疲れるわこれ……」
そして体力を使い果たし、倒れるヒート
州 ゚W゚州「……」
-番外- 終
-----------------------------------------------------------
川 <◎>川「以上です」
从 ゚∀从「……」
州 ゚W゚州「……」
(主^ω^)「……」
回想が終わると同時に、沈黙が訪れる
299
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:09:52.60
ID:jviUcI1D0
从;゚∀从「よ、よくも大事な部下を酷い目に合わせたな! 許さん!」
州;゚W゚州「ヒ、ヒヒヒwww次はお前らの番だwwwww」
Σ(主;^ω^)「何事もなかったように展開を進めちゃったお!」
大人の事情とやらがあるのですから、そこはスルーしてあげてください
(主;ω;)「大人はなんてズルイんだお!」
ごんべえはまた一つ、大人への階段を一歩踏んだ
州 ゚W゚州「さあさあさあ、どうするどうする? 残りはお前ら二人だけだぜ?wwww」
从 ゚∀从(数が多いな……ミサイルとユミールの電流を使っても切り抜けれるか……)
州 ゚W゚州「ヒヒヒwww残念だったなクソガキ、こいつらに頼ったせいで無駄死なんてよwwww」
(主#゚ω゚)「!」
州 ゚W゚州「そうそうそう、絶望的窮地に叩き落された気分はどんな気持ちか」
州 ゚W゚州「殺す前に聞いておかなくちゃなぁ、アハハハハハハwww」
(主#゚ω゚)「貴様ぁ!」
从 ゚∀从「ごんべえ!」
スパナを両手で構え、ダスカ目掛けて走り出す
302
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:11:41.56
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「おいおいおい、一人で来るって事は、頼りになるお仲間はもう用済みかな?www」
(主#゚ω゚)「お前を殺すぐらいなら、僕一人でも」
頭上に構え、一直線に振り下ろす
(主#゚ω゚)「充分だお!」
ガギィィィン!
州 ゚W゚州「アハハハハハwwwソロ活動宣言ktkrってか?www」
(主#゚ω゚)「うわあああああああ!」
めちゃくちゃにスパナを振り回すも、一撃たりとも当たることなく防御されてしまう
州 ゚W゚州「アハハハハハwwww、アーッハハハハハハwwwwwwwww」
从 ゚∀从「”一人でも充分”──か」
ゴシカァン!
州#)゚W゚州「へぶぁっ!」
(主;゚ω゚)「!」
巨大な機械の拳がごんべえの真上を通り、ダスカを殴り飛ばす
从 ゚∀从「ちょっとばかり、私の繊細な心が傷ついたぜ?」
305
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:13:28.77
ID:jviUcI1D0
(主;^ω^)「た、高岡さん!」
从 ゚∀从「まったく──ろくに周りも見えてねえ野郎が一人で突っ走ってんじゃねーよ」
州 ゚W゚州「ヒヒヒwwwwいってーな畜生がぁwwwww」
从 ゚∀从「ちっ、まだ生きてやがるのか……」
(主^ω^)「あいつはDATじゃないと効果が薄いんですお!」
从 ゚∀从「じゃあ、そいつ使ってぶち殺すか」
州 ゚W゚州「アハハハハwwwwwこんな状況を見ても、まーだ俺様に歯向かうつもりか?ww」
人の形を成した黒い影が、先程とは比べ物にならない数でダスカの周りを囲んでいる
州 ゚W゚州「さっさと諦めろよカスども、アハハハハハハハwwwwww」
川 <◎>川「シャァァ!」
複数の黒い影がミルナ号に飛び掛る
306
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:14:50.16
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「……だからどうした?」
飛び掛る影の塊に、ミルナ号の拳を振るい
从 ゚∀从「何もしてないのに、絶望的だからって理由で諦めろってか?」
避けられても、腕に搭載しているユミールの電流が襲い
从 ゚∀从「一つも行動を起こしてないのに」
パンチだけでは処理できなかった影は、手持ちのスタンガンで焼き払う
从 ゚∀从「諦めるバカがどこに居るんだよ!」
(主^ω^)「高岡さん……」
州 ゚W゚州「しぶてえなぁwwwだーけーど俺様の影は、俺様が居る限り沸いてくるんだよww」
州 ゚W゚州「だからお前のロボットがどんなに強くても、1対無限じゃ勝ち目は0なんだよwwww」
从 ゚∀从「──お前はこんな簡単な計算もできねーのか?」
州 ゚W゚州「あぁ?」
从 ゚∀从「2対1だ」
手を前に突き出し、人差し指と中指を力強く立てる
308
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:16:29.57
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「──ブアッハハハハwwwwwwwwおもしれえ、おもしれえwwwwwww
从 ゚∀从「そうか? 我ながら臭い台詞だが、受けを狙ったわけじゃねーぞ」
州 ゚W゚州「アハハハハwwwwwいいボケ見せてくれた礼に」
州 ゚W゚州「たっっっぷり、なぶり殺してやるよ!www」
ダスカの指令を発すると同時に、影の集団が一斉に動き出す
从 ゚∀从「殺れるもんなら殺ってみろ、ゴキブリどもがぁ!」
それに対し、ミルナ号の指先を正面に向け、大量の銃弾をあびせる体勢に入る
その時だった
影の集団の一部が、突然爆発した
从;゚∀从「!」
州;゚W゚州「な、何だ?!」
「よし、どうにか間に合ったようだ」
駐車場に停められているトラックの陰から大きな銃器を掲げる女性が現れた
川 ゚ -゚)「二年ぶりだな、高岡」
311
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:18:02.53
ID:jviUcI1D0
从;゚∀从「おま、クーじゃねえか!」
彼女は「クー」
「ニュー速戦隊 ヴィップレンジャー」の総司令兼科学者でもあるのだ
川 ゚ -゚)「ちなみに私だけではないぞ」
クーに続いて、五人の影が前に出る
(,,゚Д゚)「どこかで誰かが呼んでいる! 悪を倒せと叫んでる!」
(,,つ゚Д゚)つ「ゴルァレッド!」
\('A`)/「喪男ブルー!」
⊂ξ゚听)ξ⊃「ツンデレイエロー!」
/(*゚ー゚)\「冴えないグリーン!」
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱいピンク!」
( ,,゚Д゚)'A`)゚听)ξ「五人合わせてニュー速戦隊! ヴィップレンジャー!!!」(゚ー゚*(゚∀゚ )
川 ゚ -゚)/「ついでに、クールなブラックだ」
シャキーン(`・ω・´)とどこからか効果音が流れ、決めポーズをとる六人組
从 ゚∀从「うわ、ダサッ」
314
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:19:33.61
ID:jviUcI1D0
(ジ)「まったく、ここに来るのに予定より十分も遅れちゃったじゃないか〜」
川 ゚ -゚)「すまない、ジョルジュがやってるエロゲから出てきた貞子を退治するのに苦労してしまってな」
(,,゚Д゚)「途中で緊急任務だ、て言われても、準備に手間取るわゴルァ!」
('A`)「まだご飯も食ってなかったのに……」
ξ#゚听)ξ「ジョルジュもジョルジュで、平然と皆の前でエロゲしないでよ!」
(*゚ー゚)「ニヤニヤしてる長岡さんがきもい……」
( ゚∀゚)「新作の『巨乳大全・スウィート』が新旧ジャンル揃いだからって、貞子までいるとは思わなかったんだよ!」
( ,,゚Д゚)'A`)゚听)ξ*゚ー゚) ゚ -゚) 「そんなもんどうでもいいわ!」
_, ,_
( `Д´)「やだやだ! おっぱいおっぱい! スウィートゥ、スウィートゥゥウウウウウウ!」
(*゚ー゚)「あの、長岡さん、背中……」
川д( ゚∀゚)「え?」
川д(゚ ) クルリ
川゚д( ゚д゚ )
321
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:21:15.67
ID:jviUcI1D0
(;゚∀゚)「後ろになんかいるんすけどー!」
川д川「……」
ジョルジュの背中にぴったりと不気味な女性がくっついている
どうやら気に入られたようだ、よかったねジョルジュ
(;゚∀゚)「よくねーよ!」
(ジ)「じゃあ僕はこれでお暇するよ」
川 ゚ -゚)「あぁ、ありがとう。首相にもよろしく伝えてくれ」
(ジ)「わかったぁ、それじゃばいば〜い」
来た時と同じように、ピンク色のドアで元いた場所へ戻っていった
从 ゚∀从「で、なんでお前らまで来てんだよ?」
川 ゚ -゚)「街で暴れてる怪人を倒せと、政府からの命令なんだが、まさか君がいるとは思わなかったよ」
从 ゚∀从「私もこんな形で再会するとは思わなかったぜ」
川 ゚ー゚)「フフ、それは私もだ」
(主^ω^)「あの、高岡さんの味方ですかお?」
川 ゚ -゚) ゚∀从「普通に敵同士だけど?」
(主;^ω^)「和気藹々としてるのに何でそんな関係なんですかお……」
323
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:22:56.96
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「おいおいおいおいおいおい、いつまで俺様を無視してんだ?wwwww」
すっかり存在を忘れられてしまい、待ちくたびれたかのように足をパタパタと鳴らしている
州 ゚W゚州「あまり俺様をなめんなよ、死にたがりどもwww」
川 ゚ -゚)「それはこっちの台詞だ」
ダスカを真っ直ぐ睨み、人差し指をつきつける
川 ゚ -゚)「互いに死闘を繰り広げた者同士、貴様一人に劣るほど弱くはないぞ」
州 ゚W゚州「言ってくれるねぇwwwwだがたった八匹で俺様に挑もうなんて」
「ほほぅ、これはこれは懐かしい者がいるではないか」
「あれから二年、彼女は元気にやってるみたいですね将軍」
「まさかここで会うなんて、全くの予想GUYなんです!」
州 ゚W゚州「!」
从 ゚∀从「まさか……」
駐車場の入り口、そこには
324
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:24:45.40
ID:jviUcI1D0
/ ,' 3「人生長生きしてみるもんじゃな」
鈍い銀色の光を放つ甲冑をまとう初老の男「新巻=スカルチノフ」
(´・ω・`)「将軍はまだ四十代と、まだまだ若いじゃないですか」
しょぼくれた顔が特徴の男「ショボン」
( ><)「お久しぶりなんです、Dr.ハインリッヒ!」
白く輝く剣、黒く染まった刀を両手に持つ「ワカンナインデス=ビロード」
(’e’)「整列ー!」
( <●><●>)「君達がここで整列するのは、見たときからわかってます」
&&&&&&&&「イー!」
そして、五十名ずつで構成されたセントジョッカー部隊とワカッテマス部隊
「オカルト団」までもが、この戦地へと導かれるように赴いてきたのだ
从 ゚∀从「うわっ、お前らまで来るか……」
/ ,' 3「久々の対面だというのに、嫌そうな面のするのはよさんか」
从 ゚∀从「だって、あれから私を殺せって命令されてんだろ? 普通は会いたくねえって」
/ ,' 3「大丈夫じゃよ、今日はお前さんを狙って来たのじゃないのだよ」
(´・ω・`)「総帥からの指令で『世界を壊すとほざいてるばか者を仕留めろ』って言われてね、それで来たわけさ」
328
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:26:30.50
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「……」
从 ゚∀从「さて、この状況を見て、まだ1対無限って言い張るか?」
从 ゚∀从「どれだけ影を生み出そうが、所詮お前自身の体から沸いたザコ、本当の仲間もいやしないお前は結局一人なんだよ」
从 ゚∀从「私が言った2対1の意味、これで理解できただろ?」
州 ゚W゚州「──ヒヒヒ」
声を押し殺すように笑い
州 ゚W゚州「アーッハハハハハハハwwwwwwwwww」
そして事に耐え切れなかったように笑い出すダスカ
州 ゚W゚州「仲間ぁ? そんなもんいなくても」
州 ゚W゚州「この世界をぶち壊すのも! お前らを殺すのも!」
州 ゚W゚州「全部俺様一人で充分なんだよ!!」
ダスカの声に呼応し、影の集団が動き出す
329
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:28:08.02
ID:jviUcI1D0
川 ゚ -゚)「この世界は壊させはしない、皆!」
( ,,゚Д゚)'A`)゚听)ξ「チェンジ! クオリティうp!」(゚ー゚*(゚∀゚ )
/ ,' 3「我らも負けておられんぞ!」
(´・ω・`)「久々に、アレを使うとするか」
( ><)「総員、突撃準備なんです!」
(’e’)<●><●>)「サーイエッサー!」
( ^Д^)「やっと見つけたぜ、モララー大丈夫か?!」
(-_-)「ごめんね……助けられなくて」
( ・∀・)「気にするな、もう大丈夫さ。それより今は」
ノパ听)「戦う時ですね!」
( -ω-)「──Zzz」
(;・∀・)「って寝てるし!」
(*-ω-)「……あ、おにゃのこの後ろに蛇が迫ってるお! あの子を助けてそんで……フヒヒ」
(;-ω-)「待っててくれお、今助けに行くおー! って心臓貫かれたー?! アッー!」
(;・∀・)「……だめだこりゃ」
333
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:29:47.98
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「──ごんべえ。お前さっき一人で充分って言ってたけどな」
从 ゚∀从「こいつらを見て、まだ『自分は一人だ』って思えるか?」
(主^ω^)「……」
从 ゚∀从「どんな形でも、お前と同じように世界を護ろうとして」
从 ゚∀从「目的は違っても、お前と同じようにあいつを倒そうとしてんだ」
从 ゚∀从「それでもまだ一人だって言えるか?」
高岡の問いに少しだけ考え、そして自信に満ちた表情で
(主^ω^)「──いえ、僕には皆さんのような心強い仲間がいますお!」
(主^ω^)「僕は、一人じゃないですお!」
彼は答えた
キィィーン
(主^ω^)「お?」
ごんべえのDATから光があふれ出し、徐々に全身を包みだす
334
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:31:28.40
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「だ、DATが」
ごんべえの体には、純白で包まれた戦闘スーツ、胸には金色に輝くプロテクター
腰には銀色に光るベルト、不思議な光を放つ剣が備えられていた
从 ゚∀从「ハハ、まるで正義のヒーローみたいじゃねえか」
(主*^ω^)「凄いお、全身から力が沸いてくるお!」
( ,,゚Д゚)'A`)゚听)ξ*゚ー゚) ゚∀゚)(か、かっこいい……ゴクリッ)
川 ゚ -゚)(ふむ、今後の新スーツの参考にするかな)
(´・ω・`)(うほっ……いい男)
从 ゚∀从「言っておくが、力が身についたからって、死なない程度に戦えよ?」
(主^ω^)「アイアイサーですお!」
从 ゚∀从「よし。で、お前ら」
从 ゚∀从「あいつを倒すにはごんべえが使う武器のほうが効果的みたいなんだわ」
/ ,' 3「ふむ、そいつは厄介な話じゃのう」
川 ゚ -゚)「ということは、私達のやる事は一つ──」
从 ゚∀从「ごんべえをあいつの所へ導くことだ!」
337
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:33:10.22
ID:jviUcI1D0
──彼らにとって、決して有利とは思えない戦況
だが
(,,゚Д゚)「食らいやがれ!」
宙から大剣を豪快に振り下ろし
(*゚ー゚)「はぁ!」
横一直線に剣で払い
('A`)「退いてろぉ!」
真っ直ぐ拳を突き立て
ξ゚听)ξ「遅いわよ!」
華麗に短剣で切り裂き
( ゚∀゚)「あらよっとぉ!」
力強く棍を振り払い
川 ゚ -゚)「そこだ!」
的確に銃で狙い、撃ち落し
339
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:34:03.47
ID:jviUcI1D0
川゚д川「ひざまずけ……!」
何故だか知らないがスパナで応戦し
/ ,' 3「まだまだ若い者には負けぬぞい!」
目にも止まらぬ速さで刀を振るい
(´・ω・(´・ω・`)´・ω・)「妙技『ksms5』発動!」
自信の分身を拡散させ
( ><)「邪魔する奴は皆殺しなんです!」
二対の刀を交差させ
(’e’)「イー!」
( <●><●>)「キー!」
四方八方から攻撃を展開し
346
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:35:49.15
ID:jviUcI1D0
( ^Д^)「ビーパーズ、一番の特攻隊長プギャー! いきまーす!」
両手に曲刀、背中に四本の義手と研無刀で薙ぎ
(##<●>∀<●>)「まだまだ行くぜ!」
異様な筋肉で盛り上がった腕を叩きつけ
(-_-)「いくよ、オワタ!」
ぷ山「Go to Hell!」
恐れを知らない機械人形を駆使し
ノハ#゚听)「光になれぇぇぇえええええ!」
熱く輝く巨大な手甲で殴りつけ
从 ゚∀从「邪魔だ、ゴキブリどもがぁ!」
ごんべえのために、力で道を切り拓き
349
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:37:20.04
ID:jviUcI1D0
( -ω-)「Zzz──」
从#゚∀从「いつまでも寝てんじゃねぇぇえええ!」
( ゚ω゚)「アイターッ!」
爆弾のように敵陣に放り込まれながら
そして
(主^ω^)「消えるお!」
白く輝く剣を振るいながら、この『世界』を死守せんと抗い続ける
州;゚W゚州「嘘だろ……何でだよ、何で何で何で……!」
優勢だったはずの、己の軍勢が、次第に劣勢へと変わり始め、焦りを見せる
从 ゚∀从「どけえ!」
川;<◎>川「ギィー!」
ついにダスカを護るために囲っていた大量の影も全て倒される
350
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:39:04.62
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「残りはあいつらに任せておけばいいか」
州 ゚W゚州「ヒ、ヒヒヒ……なかなかやるじゃねえか」
(主^ω^)「やっと追いついたお!」
州 ゚W゚州「死に損ないめ、てめえがさっさと死んでりゃこうならなかったのによぉ!」
(主^ω^)「僕は僕の世界を蘇らせるまで、フォックスを倒すまで、死なないお!」
州 ゚W゚州「蘇らすだ倒すだ、寝言は死んでから言えよwww」
ダスカの両腕が影に包まれた直後、刃のように長く鋭い尖った腕が現れる
州 ゚W゚州「親子共々、無駄死にしてろやぁ!」
刃の腕を正面に向け、ごんべえ目掛けて駆け出す
(主 ω )「僕の……僕のトーチャンは……」
(主^ω^)「無駄死になんかじゃないお!」
剣と針がぶつかり合い、火花の代わりに白と黒の光が散る
355
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:40:57.32
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「トーチャンがいたから、全てのDATがフォックスに渡らなかったお!」
勢いをつけて押し、剣を横に払う
(主^ω^)「トーチャンがいたから、僕はこうして生きてるお!」
迫り来る二つの刃を避け、剣を繰り出す
(主^ω^)「だから、無駄死になんかじゃないお!」
力強く、そして限りなく真っ直ぐに剣を振り下ろす
州;゚W゚州「ガァ!」
直後、ダスカの右腕が切り落とされ、地面に落ちる
(主^ω^)「トーチャンは、立派に他の世界を護って死んだんだお!」
州;゚W゚州「ヒヒ、ヒヒヒ……いてえいてえいてええぇぇ!」
腕が切り落とされた箇所からは、どす黒い体液がボタボタと流れ出している
从 ゚∀从「お得意の挑発も、もう効き目はないみたいだな」
州;゚W゚州「ヒヒ……ちくしょう……」
358
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:42:53.08
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「なめんじゃねえぞカスども!」
ダスカの体が溶け出し、地面に黒い液体が広がりだす
(主;^ω^)「うわぁ?!」
盛岡を体を乗っ取った時と同じように足元に絡みつき、液体が体を這い上がってくる
从 ゚∀从「成る程、さっきのヒョロ男の体をこうやって乗っ取って暴れてたわけだ」
ごんべえの隣に立ち、まじまじと観測を続けている高岡
(主;^ω^)「う、動けないお……!」
从 ゚∀从「ちょっと痺れるけど、我慢しろよ?」
(主;^ω^)「え?」
腰につけていたスタンガンを片手に持ち電源を入れる
(主;^ω^)「ちょ」
从 ゚∀从「ライチュウの……」
同時にスタンガンの先端から電流がほとばしる
从 ゚∀从「100万ボルトー!」
足元に広がる黒い液体目掛けて突き刺す
361
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:44:33.96
ID:jviUcI1D0
ズバンドォン!!
州 ゚W゚州「オォゥパキャマラドゥゥウウウウウ!」
(主゚ω゚)「ビビデバビデブゥゥウウウウ!」
通常のスタンガンからはありえない量の電流と光が、辺りを照らし出す
同時に黒い液体と化したダスカがごんべえの体から剥がれ落ちる
从 ゚∀从「液体には電気をぶち込めば、どうってことはねーな」
(主゚ω゚)「……」
へんじがない ただのしかばねのようだ……
从 ゚∀从「──普通の人間にはやっぱりきつかったか」
州;゚W゚州「ぐ……ふざけやが……って……」
从 ゚∀从「あー、ちょっと待ってろ」
電極をごんべえの胸に押し付け
从 ゚∀从「ピチュウの かみなり!」
スイッチを押す
364
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:45:56.31
ID:jviUcI1D0
ズゥシャアアアアアアアアアアアアアン!
(主゚ω゚)「ぶるぁああああああああああああ!」
激しい痙攣を起こしながら無理やり目覚めされられるごんべえ
从 ゚∀从「よし、まだ死んでないみてーだな」
(主゚ω゚)「い、今ラ○ウって爺さんから雷の極意を教われるところだったお……」
从 ゚∀从「そいつはよかったな、ヒャハハハハ!」
从 ゚∀从「って前にも似たような光景があったような……」
州 ゚W゚州「ヒヒ……殺す……殺してやる……」
州 ゚W゚州「DAT! 俺に力を……あいつらを殺す力を与えやがれ!」
DATを腕に付け、強く想いを込めようとする
ゴスッ!
州;゚W゚州「へぶっ?!」
突然、後頭部に衝撃が走る
从 ゚∀从「持ってきて正解だったぜ」
366
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:47:24.92
ID:jviUcI1D0
(*゚∋゚)「……」
筋肉――降臨!
(主;^ω^)「いやパクるなお!」
从 ゚∀从「何のことかなー?」
州;゚W゚州「くっそ……!」
从 ゚∀从「未完成だから原始分解するほど力強くはないが、動きを止めるだけなら充分だったな」
从 ゚∀从「それとお前の出番はそれだけな」
(;゚∋゚)「……」
筋肉――退場!
370
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:49:16.98
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「さて、止めをさすとするか」
(主^ω^)「それは僕がやりますお」
从 ゚∀从「一人でできるのか?」
(主^ω^)「──僕が倒れたら、後はお願いしますお」
剣を構え、ダスカの元へ足を運ばせるごんべえ
州 ゚W゚州「ヒヒwwwまだだ……まだ終わらせはしねーよ」
切り落とされた右腕の部分から生々しい音を鳴らしながら再生し
更に足元から剣の形を成した影が伸び、左腕でそれを掴む
州 ゚W゚州「殺す……殺す! 殺す殺す殺す殺すコロスコロス!!!」
州 ゚W゚州「ぶっ殺すっ!」
(主^ω^)「!」
ギィン!
黒と白、二つの剣が交じり合う
それぞれの光を火花代わりに散らしながら振るい合う
372
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:51:30.15
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「シャァア!」
ダスカが剣を突き出し
(主^ω^)「ふん!」
それを横っ飛びで回避
(主^ω^)「はぁ!」
着地すると同時に駆け出し、切りかかる
州 ゚W゚州「ぐっ!」
手に伝わってくる衝撃は若干浅かったが、手ごたえは感じられた
しかし
州 ゚W゚州「死ねぇぇ!」
(主;^ω^)「っ!」
急いで回避行動に移るも、手痛い反撃を受けることになる
州 ゚W゚州「おらおらおらおらおらおらぁ!」
流れを相手に傾けさせまいと、一心不乱に剣を振るい続けるダスカ
(主^ω^)「おっ!」
隙を見てバックステップで距離をとり、体勢を整え直す
374
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:52:38.96
ID:jviUcI1D0
州 ゚W゚州「ちょこまか逃げ回りやがって……」
州 ゚W゚州「だーけーど、次は確実にぶっ殺すっ!」
(主;^ω^)「ふぅー……ふぅー……」
思わずクワッと言いたくなる程、息遣いが荒々しくなっている
軽く深呼吸をし、剣を握り締める
州 ゚W゚州「さっさとくたばりやがれぇぇえええ!」
黒い剣を掲げ、叫びながら駆け出してくる
州 ゚W゚州「シャァァアアア!」
刃が届く範囲まで来た途端、剣を上に振るい上げ、振り下ろす動作に入ろうとする
そこを見逃すことなくごんべえは剣を振るう
(主^ω^)「はぁ!」
金属音をかき鳴らしつつ、鍔迫り合いにつながる
州 ゚W゚州「俺様と力比べでもしようってか?wwww上等!」
(主^ω^)「おおおおおおおお!」
凄まじい力が手に伝わってくる
それでも負けじと力強く反抗する
377
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:54:18.85
ID:jviUcI1D0
(主^ω^)「僕は……」
次第に押されていたごんべえの体が前に進みだす
(主^ω^)「僕は……!」
ギィィン!
力負けしたダスカはバランスを保てないまま後退りをする
(主^ω^)「負けるわけにはいかないんだおぉぉ!」
剣を両手で構え、何度も何度も切りつける
縦に、横に、上に、下に、斜めに
州;゚W゚州「がぁぁああああ!!」
そして剣の切っ先を真っ直ぐに構え
(主^ω^)「でゃああああああああああ!」
渾身の力を振り絞ってダスカの心臓部を狙い、突き出す
しかしその一撃も、ダスカの左腕で阻まれてしまう
州 ゚W゚州「ヒヒwww残念でしたーwwww」
378
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:55:53.32
ID:jviUcI1D0
(主;^ω^)「くっ、離すお!」
引いても押しても、抜ける気配がない
州 ゚W゚州「散々調子に乗ってくれたなぁwwwたっぷり痛め殺して」
从 ゚∀从「全く……世話の焼ける野郎だなお前は」
州;゚W゚州「……っぁ?!」
ダスカの胸に、白い剣が刺さっている
(主;^ω^)「高岡さん?!」
从 ゚∀从「一人でダメなら二人で押せばいいんだよ」
从 ゚∀从「何やってんだ、お前も力入れて押せよ!」
(主^ω^)「は、はい!」
州;゚W゚州「いて…ぇ……いてえ……まだ死にたく…ねえよぉ!」
从 ゚∀从「お前みたいなバカには死ぬなんて言葉は似合わねーよ!」
剣が徐々にダスカの体の中に入り込んでいく
そして柄を互いに両手で握り締める
380
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:57:08.94
ID:jviUcI1D0
从 ゚∀从「行くぞ! ごんべえ!」
(主^ω^)「アイアイサーですお!」
从 ゚∀从主^ω^)「この世界から消えやがれぇぇええええええええええ!!」
深々と刺さっていた剣は、ついにダスカの体を貫く
州;゚W゚州「う……ぐぁっ……ぁぁああああ!!」
剣を握り締めていた力が弱まり、徐々に体が散っていく
....W, 州「いやだぁああ…ぁぁ…き、えたく、ねぇ……y……」
剣を握り締めた左手を最後に、ダスカと生み出された影が消滅する
381
彼女居ない暦(愛媛県)
sage
2007/03/24(土) 23:58:41.56
ID:jviUcI1D0
──
川 ゚ -゚)「さて、任務も終えたし、帰ってロックビルの神殿の攻略と行こうか!」
(;,,゚Д゚)「また古いゲームやってんのかよ?!」
(;'A`)「時代はもうWiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiですよ!」
ξ;゚听)ξ「何その人間やめたみたいなゲーム」
(*゚−゚)「なんか、出番これだけってのが……グスン……」
( ゚∀゚)「だってメインは俺らじゃねーし、しょうがねえよ」
うん、スマンカッタ
(*;−;)「ちくしょぉぉぉおお!」
/ ,' 3「いやはや、久々の戦は疲れるのう」
(´・ω・`)「ずっと手下達に任せてましたからね、今度は積極的に僕らも動きますか」
( ><)「それもいいんです! 運動不足は健康の大敵なんです!」
川;゚ -゚);゚∀从(私達にとっては願い下げなんだが……)
383
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:00:04.64
ID:DBT3lPP10
それぞれが帰路に立とうとしている
そしてついにごんべえとも別れの時がやってくる
(主^ω^)「最初から最後まで、本当にお世話になりましたお!」
腕輪の形をしたDATを片手に、深々と頭を下げる
从 ゚∀从「礼には及ばねーよ」
( ^Д^)「短い間だったけど、楽しかったぜ!」
( ・∀・)「本当はもっと居たかったんだけどなぁ」
(-_-)「……一緒に踊るメイドインワリオやりたかった……」
ノハ;凵G)「もうお別れなのかぁぁぁあ?! 寂しいぞ、ウォォォオオオオオン!」
( ^ω^)「また来たときに、僕達がゆっくり案内するお!」
(主^ω^)「はいですお!」
ごんべえのDATが輝きだし、目の前に扉が現れる
(主^ω^)「では僕はこれで失礼しますお、本当に」
从 ゚∀从「ちょっと待てごんべえ」
(主^ω^)「お?」
386
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:01:27.35
ID:DBT3lPP10
扉を開けようとするごんべえを制止させる
从 ゚∀从「次また来るみてえな事言ってたが、正直どうなんだ?」
(主;^ω^)「うーん、もしかしたら来れないかもですお……」
从 ゚∀从「だと思った」
(主´ω`)「うぅ、すみませんお……」
从 ゚∀从「何で謝る必要がある? 私は礼を言いたいぐらい感謝をしてるぞ」
(主^ω^)「へ?」
从 ゚∀从「お前のおかげで、この世界以外にも世界があるって知れたんだ」
从 ゚∀从「またあの頃みてえに異世界に渡りたいって思っちまってな」
从 ゚∀从「だから礼を言わせてくれ、ありがとうな」
(主^ω^)「──高岡さん」
从 ゚∀从「私が必ず異世界を自由に渡れる装置を発明してやる、だからまた再会した時」
从 ゚∀从「お前の”本当”の名前を教えろ」
390
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:03:11.86
ID:DBT3lPP10
(主^ω^)「もちろん──じゃなくて、アイアイサーですお!」
(主^ω^)「では僕はこれで失礼しますお」
両手で扉を押し、光があふれ出す空間に向かって歩いていく
途中で立ち止まり後ろを振り向き、大きく腕を横に振りながらごんべえは叫んだ
(主^ω^)ノシ「本当にぃ! ありがとうございましたおぉぉ!」
それに反応し、その場に居合わせた全員が、ごんべえに向けて手を振る
そして閉まると同時に、扉は消え去ってしまう
川 ゚ -゚)「ふむ、これでひとまず終焉ってところか」
( ゚∀゚)「じゃあ早く帰って皆でガンファイター鑑賞会でも」
( ,,゚Д゚)'A`)゚听)ξ*゚ー゚) ゚ -゚) 「そんなもんどうでもいいわ!」
_, ,_ _, ,_ _, ,_
( `ω´)`Д´)><)「やだやだ(お)! ガンファイター! ガンファイタァァアアアアア!!!!」
( ^ω^)( ゚∀゚)(>< )「……」
(*^ω^)(*゚∀゚)(><*)「同士ktkr!」
从 ゚∀从「失せろ」
ズバンドォン!
393
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:04:37.82
ID:DBT3lPP10
从 ゚∀从「よーし、これで終わったし撤収するぞお前ら」
( ^Д^)・∀・)-_-)パ听)「アイアイサー」
川 ゚ -゚)「もう少し君と話がしたかったのだが」
从 ゚∀从「同じ世界の空気を吸ってる間はまた今日みてえに会えるだろうよ」
川 ゚ー゚)「それもそうだな、ではさようならだ」
/ ,' 3「ところで高岡よ」
从 ゚∀从「ん? どうした、じーさん?」
/ ,' 3「これでわし等の今回の任務が終えたんだがな」
从 ゚∀从「へーへー、任務遂行お疲れさんっと」
/ ,' 3「で、以前より与えられていた任務に移るわけなのだが」
从 ゚∀从「だからどうしたよ?」
/ ,' 3「その任務の内容がだな」
396
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:06:33.82
ID:DBT3lPP10
/ ,' 3「裏 切 り 者 の 抹 殺」
从 ゚∀从
从 ゚д从
从 ゚Д从
从゚Д从
从;゚∀从「野郎ども、逃げろぉぉおおおお!」
/ ,' 3「狙った獲物は逃がさぬぞ! 行けぃ、セントジョッカー部隊!」
(’e’)「イー!」
川;゚ -゚)「さて、私達もこれで」
( ><)「おーっと、ニュー速戦隊ヴィップレンジャーは」
(´・ω・(´・ω・`)´・ω・)「僕達が相手だよ」
川;゚ -゚)「全員、退却ー!」
追いかけられ、追いかけつつ散り散りになってしまう
397
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:07:42.93
ID:DBT3lPP10
从;゚∀从「地雷だ、地雷敷け! あのじじい吹き飛ばせ!」
(;^Д^)「そんな危ないの作ってないでしょ!」
(;・∀・)「口動かす前に足動かして!」
(-_-)「……皆頑張れ」
从;゚∀从「てめえだけオワタに負ぶってもらってんじゃねーよ!」
/ ,' 3「こらー! またんかー!」
ノハ;゚听)「うわああああ! 追いつかれるうううう!」
(;^ω^)「ハヒッ……フヒッ……し、ぬ……」
从;゚∀从「だからまきびしでもいいから撒けって!」
(;^Д^)「そんな原始的なものありませんって!」
从 ゚∀从「こうなりゃ最後の手段!]
400
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:09:00.56
ID:DBT3lPP10
ヽ从 ゚∀从ノ┌┛)#゚ω゚)
ゲシッ☆
从 ゚∀从「あばよ豚! お前のことは忘れないぜ!」
(;^Д^);・∀・);-_-)ハ;゚听)「生贄にしちゃったー!」
/ ,' 3「囲むのじゃー!」
(’e’)「イー!」
(;^ω^)「あ、やめて、ちょwwっをまwwwアッーーーーーーーーーー!」
「ワー」
「キャー」
「……」
403
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:10:14.51
ID:DBT3lPP10
今日も明日もこれからも
我が道を歩み続ける彼女
ただ一つだけ
从 ゚∀从「必ず行ってやるからな! 待ってろよ、ごんべえー!」
新たな目標を掲げていた
再び、彼に会うために
-完-
411
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:12:16.98
ID:DBT3lPP10
从゚∀从「次回予告と行こうじゃねーか!」
¶m9 ¶ノ |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
./ (,) (,) ヽ
| | ̄| |
ヽ  ̄ ̄ /
| | | | |
.ノ .ノ ヽ ノ .ノ .|
(_ノ (_ノ .|
/ /  ̄/ /
< < .< <
ヽ ヽ ヽ ヽ
424
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:14:58.60
ID:DBT3lPP10
从 ゚∀从「さーて、次回の( ^ω^)ブーンが世界を巡るようですは!」
(*゚∋゚)「ブーンはネウロのようです、まとまとの初めてのおつかいのようです、モナーは野球をするようです の三本」
从;゚∀从「全っ然違う!」
(*゚∋゚)「原始分解だ。とうっ」
ヽ从#゚∀从ノ┌┛)゚∋゚(┗┐ヽ(^ω^#)ノ
( ^Д^)「次回は豆男こと、◆X5HsMAMEOwさんの出番なんだぜ!」
( ・∀・)「主な代表作といえば『どうやらブーンが兵士になったようです』
( ・∀・)「『( ^ω^)ブーンが謎の屋敷に迷い込んだようです』ってところだ」
ノパ听)「今でも『( ^ω^)ブーンがセイントになったようです』を書いている現役作者さんだぁぁああ!」
( ^ω^)「ネタが被って樹海に行くなど、様々な試練を乗り越えた先に待つものは?!」
( ^Д^)「そして、主軸の運命や如何に?!」
(-_-)「光る風を追い越したら〜♪ 何かがその先に待っている〜♪」
\(^o^)/「そして、私は貴方をきっと見つけるだろう〜♪ さあ、光る風を追い越そう♪」
从 ゚∀从「さて、原作は読破したか? 尿瓶の用意はできたか? できたらならPCにへばりついてな」
从 ゚∀从「次回、( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです第16回! 問答無用でwktkしやがれ!」
430
林業(愛媛県)
sage
2007/03/25(日) 00:22:06.34
ID:DBT3lPP10
あとがき
まずはじめに
途中で抜け出してしまい、本当に申し訳ない
20時前に自分で作って食えばよかったと後悔
そしてここまでお付き合いしてくださった読者の方々に感謝
久々だけどとても楽しめた
ガンファイターやら運命やらパロっちゃった件について
正直スマンカッタ
だが反省はしn(ry
最後に後発の作者さん方、頑張ってください
それではこれにて
後ぶっちゃけると主軸を巨大ロボにして ぷ山 して ( ゚ω゚ ) にする予定だった
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