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問合せ
('A`) 麻雀で対決するようです
〜6〜
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 00:54:53.55 ID:/oWzz9Gw0
6
バーボンハウスの外へ放り出されると、ドクオは腕を掴まれて壁に固定される。
目を白黒させるドクオに向かって、高岡は怪訝な表情で詰め寄った。
__,
从 ゚∀从 「……お前さ、クーちゃんの、何」
(|||'A`) 「えええ? な、何って……」
__,
从 ゚∀从 「カレシ?」
Σ(|||'A`) 「ええ!? いや、 え!?」
__,
从#゚∀从 「どーなんだよ?」
(|||'A`) 「ち、違う、彼氏なんかじゃな@:−¥^」
自由にならない手首と顔だけを動かし、大袈裟に否定する。
ドクオの慌てふためいた様子を見るや、高岡はふっと笑い、束縛の力を抜いた。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 00:57:19.89 ID:/oWzz9Gw0
(;'A`) 「うわっ」
从 ゚∀从 「……へっ」
そのまま、地面にへたり込むドクオを一瞥し、嘲笑する。
从 ゚∀从 「……だよな、ま、当然かwww全然そうは見えねえしなwww」
(;'A`) 「……」
从 ゚∀从 「彼女いま付き合ってる人いんの?」
その質問で、ドクオにもなんとなく高岡の意図がわかった。
(;'A`) 「……いや、聞いたこと……ない、多分いない」
从 ゚∀从 「そっか」
从*゚∀从 「まあ知ってるけどねwwwバイトん時ちょこちょこ聞いてるしwww」
(;'A`) (は? なら、わざわざ改めて聞かなくても……)
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 00:58:53.97 ID:/oWzz9Gw0
从 ゚∀从 「じゃ、オレが狙っても問題ねーよなwww」
('A`)
(;'A`) 「……!?」
从 ゚∀从 「かーいいよな彼女wwwバイト入ってきた時からマジ狙ってたしwww」
その言葉を聞いた途端、ドクオの内側に、ふつふつと怒りが湧き起こる。
こいつには取られたくない。
例え叶わない恋だとしても……こいつには、負けたくない。
('A`) 「……」
( A ) 「……イヤダ」
从 ゚∀从 「あん?」
125 :
>>123そのまま強引にチューされちゃったりするよな…
[]2008/10/22(水) 01:02:22.34 ID:/oWzz9Gw0
肩を震わせると、小声ながらもドクオははっきりと答えた。
( A ) 「俺だって、クーちゃんのことが……」
Σ(;゚A゚) 「好っ! ぐ え っ」
高岡は、そんなドクオの襟元をひっつかんで、続く言葉を遮る。
从 ゚∀从ノ゙ 「わーってんよ、テメーだってその気があるってことくれーよ」
(;'A`) 「や、ヤメ、イテテ……」
从 ゚∀从 「テメーの様子見てりゃ、誰だってわかるっつーんだよ、バカ。
おい……えーと、おい、なんだ」
(;'A`) 「な、ナニガ……」
从 ゚∀从 「名前だよ、名前」
(;'A`) 「どどど、ドク、ドクオ」
从 ゚∀从 「ドクオか。 おい、ドクオ」
Σ(;゚A゚) 「は、はひ……ひっ!」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 01:03:46.36 ID:/oWzz9Gw0
高岡が突然左手を振りかぶり、ドクオは驚きのあまり両手で顔を覆った。
しかし、彼は拳を向けたわけではなく……。
ドクオの眼前に人差し指を突きつけながら、高岡は言った。
从 ゚∀从9m 「 俺 と 勝 負 し ろ 」
(;゚A゚) 「ぐぅ、あ、げぇ!?」
何が何だかわからない彼の前に、突如突きつけられた勝負宣言。
一瞬面食らったドクオだったが、
暴力による理不尽な強制ではなく、「勝負」という言葉が出たことに怪訝な表情を返す。
(;'A`) 「しょ、勝負って……?」
从 ゚∀从 「賭けるものは、クーちゃんへの挑戦権、でどーよ?」
Σ(;'A`) 「はひ!?
そ、それは、どういう……?」
从 ゚∀从 「あークソ。 わかんねー奴だな。 いちーち説明させんなよ……」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 01:05:40.32 ID:/oWzz9Gw0
高岡は舌打ちしながら、ドクオの体を解放した。
通行人の奇異の視線を意に介すことなく、
咳き込むドクオを前に、真剣な表情で言葉を続ける。
从 ゚∀从 「オレが勝ったら、クーちゃんの……」
_
( ゚∀゚) 「 オ ッ パ イ を 揉 む 」
从;゚∀从 「!?」
(;゚A゚) 「!?」
_
( ゚∀゚) 「……」
('A`) 「……」
゜+.('A`)゜+.゜ 「僕も……オッパイで」
从;゚∀从 「だー! ちげーよバカ!」
(;'A`) 「ち、違うの!?」
从;゚∀从 「たりめーだ! ってかオメー誰だよ!?」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 01:08:46.31 ID:/oWzz9Gw0
_
( ゚∀゚) 「失敬。 熱いおっぱいの息吹がこの界隈から感じられたので、つい……」
从;゚∀从 「しゃしゃんなボケ! うぜーからどっかいけ!!」
どこかの誰かを追い払ったあと、舌打ち混じりに高岡は説明を続ける。
从;゚∀从 「いいか、と、とにかくだ……」
从 ゚∀从9m 「オレが勝ったら、クーちゃんの事については自由にさせてもらうぜ!」
(;'A`) 「お、俺が……勝ったら……?」
从 ゚∀从 「彼女のこと、諦めてやってもいいぜ?」
(;'A`) 「……」
从 ゚∀从 「まあ、俺が負けるわけねーけどwww」
高岡の端整な横顔が、下卑た表情に歪む。
今にも高笑いしそうな様子に尻込みしつつ、ドクオは途切れ途切れの声で訊ねた。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 01:10:18.39 ID:/oWzz9Gw0
(;'A`) 「で、でも、いったい何で、どんな勝負を……」
从 ゚∀从 「決まってんだろwww
麻雀だよ、オメーも少しくれえは打てるんだろ?」
('A`) 「ま、麻雀?」
『 勝負 』という響きに、果たし合いや決闘といった血生臭い争いを連想していたドクオだったが、
”麻雀”という言葉を聞き、僅かに心が弛緩するのがわかった。
从 ゚∀从 「何回もやるのはたりーから、勝負は最初の半荘一回な」
('A`) 「……勝負は、一回……」
从 ゚∀从 「その半荘で、順位が下だったほうが、クーちゃんへの挑戦権を失う」
('A`) 「……」
从 ゚∀从 「これでどーよ? あん?」
('A`) 「……」
从#゚∀从 「どーなんだよっ!?」
Σ(;'A`) 「……わ、わ! わかった」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]2008/10/22(水) 01:11:44.64 ID:/oWzz9Gw0
今ここに、一人の女性を巡って、熱い決戦の約束が取り交わされた。
从 ゚∀从 「よっしゃ! そうと決まればさっさと戻んぞ!」
(;'A`) 「イテテ! ぐえ、引っ張らないで……」
来た時と同様、首根っこを引っぱられつつ。
ドクオは再び、恋の戦場へと足を踏み入れたのだった……。
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